gomiryoの妻、ゴミコによる株日記
こんにちは。gomiryoの妻ゴミコです。2020年11月から人生初の株取引を始めました。記録を残しておくための、ゆるい日記のつもりで書き綴っていこうと思っています。
前回の記事→株知識ゼロの主婦トレーダー【12月の取引記録】
「5号機の歴史、回顧録」
ふと過去に散々遊び尽くしたスロット機器について懐かしくなったので、思い出して書いておこう。
「5号機の登場」
私が初めて触ったスロットは2008年発売の山佐「キン肉マン」でした。言わずと知れた5号機初頭の名機です。「4号機は良かった。5号機じゃ稼げないよ。」などとオジサン達は口を揃えて言いましたが、5号機でも勝てる!と世に知らしめたのが、この山佐キン肉マンでした。キン肉マンに搭載されたARTシステムこそが、出玉性能の新たな鍵となり、スロット全盛期時代の到来を告げたのでした。
「5号機は確実に勝ちを掴むことが可能」
それまでのスロットは、設定云々よりも運要素が勝ち負けのほとんどを占めていました。しかし5号機以降は設定看破や目押し技術介入での期待値上げなど、テクニカルで勝ちを掴みに行くことが可能になったのです。4号機で適当に遊んでいたオジサン達を尻目に、若者たちはテクニカル重視の勝ちに徹した立ち回りで5号機を解析し、遊び尽くします。
「5号機は攻略要素満載の宝の山」
小役カウントや設定6確演出、天井恩恵などを知らずに台を捨てるオジサンたちのおかげで、遊技場は宝の山のように見えました。
4号機時代では単純にBIGで出玉を獲得する遊びであったものが、5号機ではARTシステム搭載によりリプレイ+ベルで出玉を獲得することとなり、ゲーム性でも楽しめる遊技機へと変化していきます。BIGのみの抽選であったものが、ARTタイムとBIGのダブル抽選となり、さらに後期にはモード抽選も加わることで、複雑がゆえの「攻略する楽しさ」が増したのです。
「5号機全盛による加熱具合」
更にスロット全盛期時代に突入したことで、機種の回転も目まぐるしいものでした。毎週のように行われる新台入れ替え。人気が出なかった機種はあっという間に減台され、バラエティからもすぐに姿を消すような機種も多々ありました。
この新台入れ替えの加熱具合が凄まじく、この頃になるとスロッター達も一抹の不安を抱くようになります。「まだまだ遊べる台をこんなに早い回転で撤去して、機種メーカーは大丈夫なの…?せっかく丹精込めて作った台が撤去されるのはメーカーとしては不本意なのでは…?」
「5号機の規制と撤去」
そして、5号機の加熱しすぎた人気ぶりに、ついに行政指導が入ることとなります。5号機の撤去ならびに検定基準の変更です。この行政指導は4号機から5号機に移行する際にもあったもので、4号機については爆発的なBIG連が射幸心を煽るという理由から規制されました。今回の5号機の規制も同じような理由です。ARTが射幸心を煽るという理由らしいですが、もはや行政にとって、理由などどうでも良いように見えます。
一撃BIG爆連による出玉を規制された4号機。そして、BIGではなくARTに活路を見出した5号機でさえも規制。この規制により、現在は6号機が市場に投入されていますが、度重なる規制によりパチンコ・スロット業界はもはや瀕死状態となっています。
「5号機の終焉はスロットの終焉」
ただでさえ5号機の加熱時代に無理して次々と新しい機種を作りつづけたメーカーが、新たな基準で「面白くて売れる機種」を作ることがいかに困難なことか想像に難くありません。長時間かけてお金を吸い込み続け、一向に吐き出すことのない機種に誰が面白さを感じるのでしょうか。もはや博打する価値すら見いだせないギャンブラーも大勢いることでしょう。
「検定基準の改正による一番の被害者は誰?」
規制に振り回される一番の被害者は機種メーカーではないでしょうか。規制に逆らうことは絶対に出来ませんし、基準が通らなければ製品を世に出すことすら出来ません。基準が通ったとしても、面白くなければ台は売れない。現に買い手であるパチンコ屋は6号機の購入をためらい、すでに検定切れの5号機をみなし機として未だに設置しているのが現状です。メーカーはこの厳しい出玉規制の中で新たな売れる機種を開発しなければ生き残れないのです。
「スロット業界の未来に光はあるのか?」
規制に苦しめられている機種メーカーですが、5号機時代の機種はどのメーカーも本当に面白く、素晴らしい機種ばかりでした。演出やギミック以外にもリール配列から出目の美しさ、リール滑りによる小粋な演出などなど、もう「遊び心に対する研究」の熱量が凄まじかったのです。全てにこだわりを持って開発にあたっていたのでしょう。もう当時のあの機種に触ることはできないのでしょうか?
否。私はまだスロット業界に光はあると信じています。
「日本で無理なら海外市場があるじゃない。」
日本の出玉規制によって業界が衰退するのであれば、いっそのこと海外に進出するという手もあるのではないでしょうか。海外には日本よりも、はるか巨大なギャンブル市場が既にあるのです。日本メーカーの「遊び心に対する研究」の熱量が素晴らしいことは前述している通り、この技術をここで終わりにしてほしくないのです。日本メーカーのスロットマシーンが海外カジノのスロットコーナーを独占するくらいになればいいのにと思っています。
「リアルが無理ならオンラインがあるじゃない。」
すでにスロットアプリやオンラインカジノ市場は育ってきていると感じますが、まだまだ成長途中です。過去の4号機や5号機の名機達をオンラインで一同に集め、VRや最先端技術を駆使してリアルな感覚で打てるような未来。そんな未来があっても良いんじゃないかなと思っています。すでに潰れてしまったメーカーの名機や、版権の問題で復活出来ない機種、そんなワケあり機種も、漏れなく一つのプラットフォームに集めることができたら楽しいだろうなと思うのです。キャッシュレス決済とも紐づければ、新たなギャンブル市場の出来上がりです。
「業界の未来を担って欲しいユニバ」
スロット業界は現状とても苦しい時期ではありますが、私はメーカーのチカラを信じております。今あるスロット機種メーカーは、度重なる規制に屈することなくあの手この手で生き残ってきたツワモノ達であります。きっと苦境の中にも新しい可能性を見つけてくれることでしょう。それを信じて私はユニバーサルエンターテインメント(6425)の株を買いました。ユニバはスロット業界で唯一海外にリゾート施設オカダマニラを所有するメーカーです。(※大阪のUSJとは無関係です。)今はコロナ禍により海外カジノも減益していますが、アフターコロナでの復活を信じて応援しています。
次回の記事→株知識ゼロの主婦トレーダー【長期保有とデイトレ】
コメント