自らの手で作り上げる精神が消えかかっているのではないか。

Quoraの気になる記事

私は日本のプログラマ達が大嫌いです。彼らは教条的に、どっかの本から得た聞きかじりの知識を振り回し、自分の時間を全て新しい技術を習うことばかりに費やして、自分の作品を作りません。これをどう思いますか?

メールでたまにQuoraの興味深い挑発的な記事が送られてくる。

こういう記事に対して的確な反論をすることも大事(実際にgithubのコントリビュージョン数は日本人が多いと反論している者がいた)だけど、これは疑問をいだいて発言する者の感覚を、ひとまず素直に受け止めて共感してみたいと思う。

上記の記事リンクを踏んでも、現在は500エラーになってしまい…サイトが落ちている???どういう内容なのか詳しくわからないので、後で調べるとして、、どうもこの批判は自分の心に突き刺さるものがあったので気になっている。

日本人がつくったいいものも、日本人からしてあるのだが、やはりソフトウェアに関しては、OSSというプロダクトという観点から見て見ると、日本人の成果物は米国人や中国人に比べて多いとは言えないのではない。品質は日本人の方が高いという人がいるが、鍛えられたOSSの方が基本的に品質が高いので、ソフトウェアにおける民族主義的優位はくだらないと思う。

話が逸脱するが…そういえば、私は何も自分で作ったものがない(!)フリーランスならポートフォリオが大切だ…などといいつつ自分がポートフォリオについて無頓着。由々しき事態である(汗)しかし、自分は何もつくってこなかったのだろうか。しかし、日本人は何もつくってこなかったのだろうか。話を無理やり大きくしている感じがするが…日本人はものづくりをする民族ではなかったか。私はものづくりを志向してIT技術を学んだのではなかったのか。自分と民族性の問題が頭の中を行ったり来たりしてしまう。

例えば、ガラパゴス携帯などと揶揄されるのは、世界標準にならなかっただけで、日本人は日本列島内でものづくりを行ってきた証拠でもある。それが通用しなかったらと言って一気に無駄扱いされるのってどうなんだ。世界規模のシステムにしなければ淘汰されて消えてしまうのは、ソフトウェアという性質によるものだ。

日本の製造業は(ソフトウェアの話から逸脱するけど)…例えば、ケミカルなど繊維業では未だ日本は世界の優位に立っているらしい(東レとか?)。日露戦争とかやっていた時代から外貨を稼ぐために綿花などを売る紡績業を営んできたがゆえか?、化学繊維に関する莫大なデータを情報資産としてもっているため、そんじゃそこらのスタートアップが太刀打ちできる業界ではないらしい。(ただし、IT化がまったく進んでおらず業界全体が左うちわであぐらをかいているので、自分がそこをIT化してマネタイズするんだ!と息巻いている若い製造業界の方に最近お会いした。最近、そういう話をよく聞く。)

外人が作ったUdemyの動画を見ていて気づいたが、例えばPHPを使ったFrameWork的なものを作っている動画をいくつか公開しているアジア人とか西欧人とか結構いる。言葉の壁を彼らが柔軟に超えるからという理由もあるのかもしれないけど、そういったミニマムなものを作るのが、日本人は得意だったはずなのに、彼らの考えは今の日本人には相なれないものがあると思う。PHPでなくても別言語でもいいけど、Web-Frameworkを作っているイケてるエンジニアって君の周りにいる?たぶんNoって答えが帰ってくるだろう。

みんながみんなOSSの世界で鍛えられたフレームワークを活用して高品質なソフトウェアを構築することに徹しており、それが正解だと信じて疑わない…改良してより良いものにするという精神が、企業のプロダクトレベルではあるのかもしれないが、OSSのフレームワーク制作のレベルでは、皆無と言ってよいのかもしれない。そういうモチベーションを持っている人に出会うことはなかなかないし、そういうことが持て囃される時流ではなくなってしまった気がしている。

高品質なソフトウェアは高品質なOSSのフレームワークから造られるべきであって、そもそもフレームワークを作る理由がない。これは一見もっともらしい理由に聞こえるが果たして本当なのだろうか?私は疑っているところだ。

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