投資のすすめ。配当貴族銘柄への分散投資よりもS&P500インデックスファンドを買う理由

徒然草2.0

『敗者のゲーム』に書いてある有名な言葉があります。

“15年間のプロのマネージャの成績を見ると90%はインデックス投資に及ばない”

…ってやつですね。

これが事実ならば「だったらインデックス投資でいいじゃん」ってなりますよね。

アクティブファンドのマネージャや投資情報や金融商品をすすめる人は、あの手この手で騙くらかしてきますが…例えば、S&P500の95%はダメな会社とかね。でも、ダメかダメじゃないか…未来は今も昔もわかりません。

米国投資を進める人は、『配当貴族』と呼ばれる「25年以上連続して増配を実施している」銘柄のみを購入すればS&P500よりもずっと成果が上がると言います。

じゃあ絶対にこの配当貴族銘柄を買ったほうが良いよね!…

とはなりません。

なぜなら、配当貴族銘柄は結果論に過ぎないから。

配当貴族銘柄というだけで株価は割高だし、今後も増配を続ける保証はありません。

日本に唯一あった配当貴族銘柄である花王も配当貴族の座から転がり落ちてしまいました。まあ「日本経済が終わっている」ことの証左かもしれませんが。今季コニカミノルタは営業利益がマイナス1000億や旭化成はマイナス900億だそうです。個人的には聞くだけでも恐ろしい数字ですね。

話を戻すと配当貴族銘柄だけで株式のアセットを組んでおき、増配を続けなくなったらすべて売って乗り換えればいいというルールで売買する方法論を、勧めてくる人もいます。

しかし、それだと急成長する銘柄を無視することになりますので、パフォーマンスがS&Pより上がるかどうかはやっぱり分からないのではないでしょうか?

結果的に上記の手法で成果が出たら「S&P500」よりも優れていることが証明される可能性もありますが、自分で売り買いするメンテナンスは手間です。だったらS&P500でいいじゃんってことになりませんか?自分はそうなりました。結局のところ現在から未来の配当貴族銘柄は現時点では分からない(25年経過しないとわからない)。もしくは…こういっても良いかもしれません「現在の配当貴族銘柄が25年後も貴族銘柄であり続けるという可能性を証明できる?」まあ安定成長する業界で資本力があるならトップを取り続ける可能性は高いでしょう。AT&Tとかは25年後もたぶん存続しているでしょう。

でも何も考えなしにAT&Tを持つのは違うと思うんですけどね。でも、なんか芸がないというか花がないというか。投資に花なんかいらない!地味でも成果がでるのがいい!と言うのならまあそれでもいいですが。まあ、配当貴族銘柄投資は非合理的だと言う気はなくて非常に合理的で安定性もあってS&P500を上回るパフォーマンスも実現できる可能性は高いとは思っています。

でも…株のメンテナンスしている暇があったら働いてS&P500に脳死で突っ込むほうがいいって労働者根性丸出し人生プレーで発言しちゃいますというか、脳死=よくわからない状態で株をやるのはどうかと思いますが、インデックスファンドの場合はそれでいいと私は思っています。

何も考えなしに配当貴族銘柄を持つのはナンセンスだとか言える身分じゃないですが(汗)

ちなみに「例えば「グローバルX S&P500配当貴族ETF 」というETFを持つ選択もありますが信託報酬は0.3025 %で通常のS&P500よりも管理コストが高め。

いずれにしても配当貴族銘柄を買うということは、配当貴族銘柄を1年に何回か入れ替えて投資する管理コストもかかるということは少なくともおさえておいた方がいいでしょう。

というわけで、いずれにしても投資屋の食い物になっても「美味しい投資をしている確信を持てているか?」については回答できるようにしておきたいです。(まあもちろん、S&P500に指数連動するETFを買っておけば良い…というのも投資家の言いなりにはほかなりませんけど)細かいことを言えば、そこんところのコスト計算ができないと厳密には”いけないよ”ねということです。だから本当は「何も考えずS&P500に連動する商品を買え」も暴論です。

暴論を唱えて終わります(苦笑)

徒然草2.0
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