戯言。陰謀論はなぜ生まれるのか?…人間の脳みそが欠けた情報を補なって全体を構成する仕様であるため

徒然草2.0

直感的な話ですが、なぜ陰謀論は生まれるのか?

…この手の理論はいろいろありますが、どうも私的にしっくりこない。

哲学というか脳科学とかの分野では私と同じようなことを陰謀論に限らず言っている人がいますが…「全体のピースを埋めるために都合がいいから」なんだと思います。

不慮の事故が起きた時にそこに意味があったと私たちは思いたい。

個人の希望ではなくて全体の”想い”があって漆黒のカーテンの奥にいる権力者を想定する。

まあ、実際にそういう力が世界には働いているのかもしれませんが、個別具体的な事件でも偶然とは思えないことが起きる。個別具体的な事象に対して、物語全体がしっくりハマるピースを逆算して脚色すると、ぴったり一致する出来事になる。

そうして全体を成立させるピースがさも最初からあったかのように錯覚する。

世の中のすべての陰謀論が嘘だと断言する気はありませんが、とんでもないものもたくさんがある。しかし、とんでもない滑稽なものも含め、全体を成立させるためには空白であるよりずっとマシだと私たちは思うようなのです。

欠けた部分のある名画よりも下手くそに加筆された凡庸な絵を好むように、私たちの脳みそは出来ている。

気持ち悪い混沌よりも自由に創作したい世界を信じたい。

「この世に神も真理もないが、ベールの奥に権力者がいるに違いない」

それはグローバリスムの意思である。

it(それ)を言ってしまったら最後。

妄想が私の中で既成の事実になっていく。

徒然草2.0
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