山内豊信

山内豊信(やまうちとよしげ)別名、山内容堂(やまうちようどう)。

土佐藩主。一橋派。将軍継嗣問題では一橋慶喜(徳川慶喜)を推したため隠居。その後は、大政奉還を徳川慶喜に進言した人物。

・酒好きで小御所会議に出たときは酔っ払っていた。晩年は女を沢山囲ってお酒を飲んで放蕩生活を送り散財。50歳で脳溢血になり亡くなった。

・日和見主義者でどっちつかずの政治行動を「酔えば勤王、醒めれば佐幕」と揶揄された。

・後藤象二郎から公武合体・幕藩体制の維持を意図して、徳川慶喜へ大政奉還を建白するに至った。

・土佐藩内の勤皇志士を弾圧する一方、朝廷や幕府にも奉仕する二面性があり政局を混乱させたため、政敵の西郷隆盛に「単純な佐幕派のほうがはるかに始末がいい」と言われた。小御所会議が煮詰まっていた時に西郷隆盛が「短刀が一つあれば片付く」と大久保利通に言ったが、短刀の先は山内容堂に向けられたものではないか。

 

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