仕事が速くなる!「PDCA手帳術」谷口和信という人の本を読んだ。もうしわけないけれど、何も得るものがなかった。PDCA関連の本を読んでいるが、これといって真新しいことが書いていない。別にこの本が悪いのではなくて、PDCAに、これといって決定的に言及することがないんだろうと決めつけている。これだけPDCAの本が世の中にはびこっているのだけれど、あんまりこう劇的にすごい!って感じの本がない。PDCA語るならこれだけは読んどけ!みたいな本があったらぜひ教えて欲しい。だいたいPDCA本には無駄な知識や、オレオレフレームワーク化して、これならPDCAがうまくいかないお前でも訓練すればできるようになるよ!とおせっかいなことを言ってくる!
私の場合は私なりにPDCAをうまく回す自信があるのだけど、自主的にやっていないところがある。だから、自分のオレオレ化しているところを極力取っ払って大衆化させたい。しかしオレオレ的な部分は完全に消せないと思うので、うまいぐあいに融合させた自分向けかつ大勢向けのPDCAツールがつくれればいいなあ。
私はスマホよりビジネス手帳派です。でもPDCAは紙ではしにくいと思っています(とはいえ、デジタルでもしにくい)。その理由は急な計画変更に弱いから、です。朝令暮改的なことをやる時に、紙だと紙面が足りなくなる。紙があれば過去にやったこと書いておいて、後で見直す可読性は消して低いわけじゃあないんだけど。
ちなみにスケジュール管理の話をすれば、スケジュール管理はグーグルカレンダーよりも手帳のほうが断然しやすい。グーグルカレンダーの欠点は、過去になにかやったり、急なスケジュール変更がしにくいところ。手帳だったら、既存の計画に打ち消し線をひいて新しく書き加えればいいだけだ。で、何がいいたいのかというと、情報の一元管理をするのはもちろんなんだけど、重要なのはバージョン管理システム的な過去の情報の整理だと思うのです。
PDCAというのは、現状を見つめた上で計画を建てる、いわば改善プロセスを意識的に組み込めるところが、結果にフォーカスできる最大の売りだと思うわけ。で、その改善プロセスは過去がこうで現在がこうだから未来はこうしようという意思を投影するものだから、今、自分は何をするか?というのは、過去と現在を見据えた上で無理のないスケジューリングをしないと、何をどう改善するか現実的な策は考えつかないはずなんです。
なんてことを考えていた。
いま、つくろうとしているPDCAアプリの要件は以下のとおり。
・PDCAのブレイクダウン化→タスク自動生成
・KPI・KGI設定(インジケータ)で見やすく
・GTD的タスク管理機能
まとまってきているが、なにかコレ!という決定打がない。
個人アプリとして上手く行ったら、ネットワークにのせてチームワークで使えるツールにしたい。
チームワークで各人のTODOを意識したチーム全体の最適化ができるツールになるのが理想。
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