結論から言うと、フォトリーディングを学びたいならば山口佐貴子ではなく神田昌典が日本にフォトリーディングを勧めた張本人なので、神田昌典の本からまずは濫読して学んだほうがよいと思う…というのも、山口佐貴子の本を読み胡散臭いと思ったが、神田昌典の本を読んだら「あ、なんだそんなことか」ということがわかったからだ。
それが分かってから、この本は読むと悪くない本だと思う。それに加えて、マインドマップを読むと体系的に学習術も理解ができる。神田昌典の都合のいい読書術に書いてあるとおり、フォトリーディングとは「ただ目的をもってパラパラと本をめくるだけ」である。
テクニカルな内容が詰まった本を、人というか私は読むことができないので、この速読勉強法は内容が詰め込まれすぎていると感ずる。よくわからない人が「速読勉強法」を読んでも「胡散臭い」で終わってしまうのではないだろうか。そうだとするならば、もったいない。特にみかん集中法とかどうでもいい。
マインドマップは長期記憶に残るというのも大げさで、すべてのことが記憶に残るように人の脳はできていないと思う。ただし、情報をまとめる技術としては体系的に描けるので優れている。楽しさを持続させる技術としてマインドマップが語られることもあるが、楽しさの定義は人それぞれなので、自分なりのやり方でマインドマップを身に着けたほうがいいと思う。大切なのは正解は自分が見つけること、これに尽きるのではないだろうか?
勉強の時はマインドマップ以外のノートを用意するというのは、内容が偏っていなくて良い。私自身もそうしている。うまく役立てられる人は役立てられるが、嫌になっちゃう人は役に立たないのがフォトリーディングだと思う。内容を筋道立てて読むのはフォトリーディングにまったく向いていないということを、速読屋はもうちょっと明らかにしたほうがいいんではないか。
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