株式投資に限らず投資で儲けるには割安の時に買い割高の時に売ることだ…ということになるでしょう。そういう観点で言えば、端的に実体経済が回復していないし南アフリカにはワクチンの効かないコロナウィルスがある現在、株式投資を行うのは投機的な行為であると考える人が多いと思います。
特に株価の下落でダメージを負ったことがある投資経験が豊かな人ほど、コロナ後の株価に警戒感を募らせてしまい「投資なんて無謀だ」と思うのが連戦練磨の投資家が持つ大筋の見解なのかもしれません。下げ相場が要因で瀕死になった経験が、投資にしても仕事にしてもあまりない自分としても、これから株価の下げには警戒したいところであり、私も現金ならびに債券比率を増やしているものの、、、と言っていながらも米株が下がればFRBが金をつっこむだけだから「さほど気にしていない」というのが本音のところではあるんですが。
…よって株価は大きく下げない…というスタンスではいます。別の自然災害や諸外国の政変とかの方がよっぽど怖い。つまり想定外のリスクに対するヘッジができていないことが怖い。まあ現物投資をしていないから瀕死にならないという保険というか余裕があると言ってしまえばそれまでであり、杞憂に終わることがほとんどですが。
そういえば、S&P500は割高だと言われて久しいわけですが…その根拠について、昔はPERとかPBRだけを見て判断していましたが、最近はシラーPERという過去のインフレ率を考慮した指標で割高かどうかを計れるらしい…というのを知りました。知識のグレードアップをしていなかったです汗。けれど、シラーPERにも弱点があるというツッコミがいっぱいされているようであり、過去のインフレ率が未来の再現にどれだけ妥当に予想するかといった”科学的な再現性に疑問を呈する声もいっぱいあるらしい。…指標は参考になるにせよ絶対に正しいということ言えないです。CPERの中央値が16倍で現在が30倍超であれば…かなり現在の米国株(S&P500)は割高だとは言えそうですが…44倍になったこともあるそうだ。で、どっかのブログで読みましたが30倍を超えたらそこから調整が入って落ちるというのが歴史の常だそうですが、歴史的経験が生かされない経済状態に突入してきているので何とも言えないところというファジーさがどうしても残るのではないでしょうか。よって、大きく下げない…と判断はしています。逆にインフレが進むということが真であるならば「まだ株価は上がる」と思います。企業資産が上がるというより貨幣価値が下がることで相対的に増加したように見えるためです。
…だいたい、そんなこと言ったらテスラ単体で見ればPERが1000倍を超えていますよ汗。黒字化したのと会社規模が大きくなり市場シェアを伸ばしていけば、少しずつ減っていくのでは?と思いますがテスラが割高だ!って言っていたら、たぶん永遠にテスラ株なんて購入できなくなってしまいますし、買える時はおそらくテスラが何らかの理由で没落している時になってしまうでしょう。
ハイテク株を買う時には常にファンダメンタルズ的に”割高”だと言われた状態で買わないといけなくなるので将来的な期待値と収益性を織り交ぜて鑑みる必要がありそうです。
S&P500のETFはETFの中でも大変人気のようで日本人はすごいお金を突っ込んでいる…ということは間接的にテスラをみんな買っているわけですね。テスラが15億ドルのBTCを買いましたがこの資産も間接的に保有しているということも言えそうです。日本人テスラ好きですよね。自分も昔から名前だけは知っていました。興味あるのはハイパーループという乗り物のほうですが。やっとこさ電気自動車が現実のものになってきた感があります。
話がそれますが「水素社会になってきた」と言えるのは自分の寿命が潰えるくらいの時分に言えるといいですが。今はまだ水素が割高すぎて技術発展を気長に待つしか無い状況かと思います。なのでSDGsやら水素銘柄なるもには眉唾です。欧州や日本の水素社会レースはいつまで続くんでしょうね。永遠にそのまま突っ走られればいいですが…。
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