「個別の企業を見よ。市場全体ではなく。」と第して送られてきた「The Oxford Club Japan / オックスフォードクラブ | 米国株高配当投資」のメルマガが意味不明です。これって何の根拠があって言っているんでしょうか???
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(中略)
先日、ある同僚が私にこう言いました。
「市場のタイミングを計ることができないのは認めるよ。でも、もし君がいうことが本当なら、単にインデックスファンドを買って保有すればいいんじゃないのかい?」
この考えは間違っています。
もしあなたがアクティブ投資家になる時間も興味もなく、平凡なリターンで満足だというのであれば、インデックスファンドを購入するのも良いかもしれません。しかし、インデックスファンド(つまり株式市場全体)を上回るリターンを得ることは可能です。とはいえ、いつ市場に参入し、いつ抜けるかを推測するわけではありません。
賢い投資家は、その代わりに個々の企業のもつビジネスそのものを評価します。このアプローチにこそ、市場を上回る高いリターンを実現する可能性があるのです。
(中略)
これは、ウォーレン・バフェットやピーター・リンチやジョン・テンプルトンのように長期的に成長する企業の株を買え!と言うことらしいのですが…彼ら著名な投資家たちと同様に企業の未来予想ができない人に個別の株を進めるは、いかがなものでしょうか?
…とあるアセットアロケーションの専門家っぽい人のブログ記事にも書いてありましたが、個別企業の株式はインデックスファンドと比べてリスクは1.5~2.5倍のリスクがあるそうです。割安な銘柄を探して投資をすることで大きな成果を得るというのは、株式投資の王道かとは思いますが、それがまともにできるまでに一体どれだけ学ばないといけないのでしょうか???
ウォーレン・バフェットは妻への手紙にS&P500のインデックスファンドと短期債券を9:1で買うように!と書いたわけです。けして自分と同じようにバリュー株を買ってずっと保有しておけ!みんなバークシャー・ハサウェイのやり方を学べ!なんて小難しいことを要求していません。乱高下する市場で生き抜いてきた投資家と同じポジションで、企業研究せよ!とは恐れ入りますね!オックスフォードクラブさん。
インデックスファンドに投資したら平均的なリターンしか得られないですって?アクティブファンドよりもインデックスファンドが常に優秀だと言う気はありませんし、インデックスファンドだけを積み立てることだけでは投資の妙味というか技術が身につかないなどの弊害はあると思いますが、長期投資に至ってはそこまで否定される行為ではないでしょう。
なんだかオックスフォードクラブの最近の米国個別株推しには違和感を憶えますね。
(追伸)オックスフォードクラブの有料会員になったら、メルマガに書かれているとおりに米国株を買い入れていく。1銘柄あたりの組み込み率を4%以下にするという分散を行うらしいですが、それならばNYダウでも30銘柄ですしS&P500なら500銘柄ですから、その手の指数系のファンドの配当を目当てに買っておけばよいってことになってしまいませんか。売り買いの手数料を気にするよりもVTI「VTI 銘柄 – バンガード・トータル・ストック・マーケットETF 投資信託(ファンド)情報 – Bloomberg Markets」や日本人なら「MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信
| MAXIS」でもいいですよ。VTIの経費率は0.03%でMAXISでも0.075なのですが。
ある時にはウォーレン・バフェットのアクティブファンド<インデックスファンドの話を出すのに!レターを書いている人の主張によって内容が変わるのは当然ですし、私のブログ記事も一貫性はないのだけど…なんだかオックスフォードクラブのレターに違和感を感じてしまいます。
そこまで言う根拠って何?と疑ってしまいます。そうした投資家としてのスピリッツを刺激してくれているのなら大歓迎ですが…どうも、そういうわけではないと思うので(苦笑)
コメント
株だから魅力があるんだよ。