老いぼれの2人の学者がいい加減なことを言う対談本『国家は葛藤する』をふーんと話半分でうなづく感じで読んでいる。2人が「いい加減」で乗り切れ!日本の未来と述べているのだから、こちらもいい加減な気持ちで読むのが正しい。学者の話は話半分で聞くのがいい。いい加減という言葉は良い加減と書けばポジティブにもなるし、ふつうの会話で出てくればネガティブなニュアンスで使われる事が多いが、そのどちらか分からない言葉であれこれいう放談なのだから、読者が本気で向き合う意味はない。しかしながら日本は不確実な時代に突入するわけだから、それをいい加減な未来予想でいい意味で現在を生きる人は読みきらないといけないだろう。そこんところもいい加減なのは場合による。深読みし過ぎて対策を打っても効果的ではないことを受け入れないといけないこともあるが、かといってあらぬ方向に突き進んで頓死しても虚しいだけだ。まあ頓死した本人には自覚がないので幸せかもしれないけど。
そういえばこの本の中で、内田樹がトランプ大統領の就任後にドル円が130円になってから200円になると言っているが、長期的には当たっている気がする。金融を操作しないと実質120か130円ぐらいの計算になり、それから日本の生産力が弱まれば短期的に円高になりやがて止まらない円安になるというのが見立てだとすると、円高になると株価はぼろぼろ、つまりは日経平均で言うと3万円を割る可能性がある。とはいえ日本の政治家並びに国民が愚かでないなら、そこまで順当に落ちない気もするのでバッファをもたせると、140円→160円ぐらいかな。現在は145円だ。まだ円高になりつづけるかな?甘いかな?金融政策の効果が薄れて株価は萎む傾向にあるのかもしれないが、個人的な希望的観測ではこのラインつまりは3万5千円の前後で推移して欲しいところではある。売ったり買ったり面倒だから、長期保有で財産を築きたい。内田樹「博打って、玄人だけでやっていると場が渋くなるんです。だから、なんとかして素人を賭場に連れ込もうとする。一攫千金を夢見て賭場に場切れこんでくる素人から巻き上げないと玄人は金にならないんです」日本株式市場がそれになっている気はするけど、トランプ大統領がそれを早めたのかもしれない。これからアベノミクスの答え合わせになる。小沢一郎あたりが歓喜するのではないだろうか。立憲民主の議員は自民というか安倍晋三批判が好きだ(自民党は未だに悪夢の民主党政権と言っているからだ)日本語にはリスクヘッジという言葉がない、と池田清彦が言っている。行くところまで行くのが日本の国民性だという。「足るを知る」という言葉があるんじゃね?と思ったが、実はこれは老子の言葉であるらしい。本当に日本にはその手の思想がないのかもしれない(汗)官製相場が崩れるとなると、日経2万円まで下がるの?そうはならないと信じたい。
中国に郭嘉昆(かくかこん)っていう外務省の報道官がいるが、三国志で曹操に使えた切れ者・郭嘉(かくか)と同じ字だと思ったが、モンゴル族だそうだからまったく関係ないのかな⋯。郭嘉昆は郭が性で嘉昆が名であるらしいが、でもこの手の漢字が好きなのかな。偶然にしてはよくできすぎている気がする。この人物が、石破茂と王毅外相との会談で石破茂がしていない発言「中国側が詳しく説明した立場を尊重する」の削除を求めそうだが、外交において相手の立場を尊重するのは当然だとして退けたという。あちらのクニの人にとっては、相手の言い分を黙って見過ごすと、すべて肯定していることになるのかもしれない。沈黙はやはり罪なのだろうか。この解釈でいいのかも知らんけど、黙って聞いていた日本側にも問題あるのでは(参考:要人の発言記録 中国の都合で変えるな)石破茂が関税24%は高すぎると遺憾砲を”今更”放っているけど、それ言う機会をトランプ会談の時に「仮定の話では何も言えない」みたいなことを言っていましたよね。いうべき時に何も言わないってただの後出しジャンケンで勝つ気でいるの???。
「ミッドウェー海戦で白旗をあげていれば北方領土問題はなかった」か?
この話が一番問題だと思ったがこれって真だと言えるのか?
内田樹「(ミッドウェー海戦の敗北で制海権を失ったので敗戦は決まった)実際にミッドウェー敗北の後、水面下では講話の動きは始まっていた。だからそこでやめていれば、戦死者はうまくゆけば数万人で済んだと思うんです。本土空襲が始まる前ですかあr,空襲で都市が焼かれて、王税の非戦闘員が死ぬこともなかった。満州と台湾と朝鮮半島は失ったでしょうけれども、北方領土と沖縄は固有の領土ですから保全できた。ソ連の満州侵攻もなかった。日本列島が米軍に長期にわたって占領されることもなかっただろうし、米国の軍事的属国になることもなかった。もしかすると、日本人が自分の手で戦争責任の追及もできたかもしれない。そうであれば、今でも政体そのものは『大日本帝國』で、僕達は「帝国臣民」だったかもしれませんけれど、憲法はずいぶん民主的なものに改められていたでしょうし、国家主権は保たれていた。僕はそのほうが今の属国身分よりはずっとましたっだと思うんです」
⋯リアルな日本の戦後もそうだけど、当時からしてもこれってIF(イフ)でしかなくね?内田樹ってこんな考え方をする人なんだ⋯。というわけで雑日本史が終わったら、学び直しも兼ねて大東亜戦争編もまとめたい。
官僚主義にせよ官製相場にせよ”終わる”まで突き進まないと誰も答え合わせができない。水を指したら裏切り者か役立たずでしかない。メタレベルで見れば渦中にいて兆候を見抜いてIFを論じるものがいないわけではないが、だいたい誰も耳を貸さないものである。これは個人レベルでも浸透していて、個人によって出現の仕方が違うが、結果的に行きつくことろは同じなんじゃないかな。だから未来予想はするだけ無駄で「祈りながら今を過ごす」と言った人を笑えない(ぼやき)。
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