ネタバレ有り。
想像はしていたが、インスティテュート本部は思ったよりもいいところだった。
人が集まれば、さまざまな問題を抱えているもので、科学集団とは言え一枚岩の組織とは言えないようだ。インスティテュート内部にも人間じみた苦労がそこにはあると私は思った。「電気の節約が必要」なのは未来も変わらないんのかな。いずれにしてもインスティテュートの目的は「新しい人類を定義すること」だそうで、地上の人間をどこか軽んじているところがあった。地上の人とインスティテュートの科学者らのどちらの言い分が正しいか?は、主人公が決めるところではあるが、ダイヤモンドシティの人が陰謀論的な恐怖としてインスティテュートが作り出す人造人間について語っていたのをさんざん聞かされていたせいで、インスティテュート=残忍な悪党だというイメージだったが割とクリーンな印象になってしまった。まあ考えてみれば核汚染された地上よりもクリーンなのは想像に難くないわけで、実際に眼にしてしまえばそれを受け入れることしかできないというか、まあこんなもんだろうと腑に落ちる。
「あまりおどろいていない自分がいる」そのへんからして、非常にリアリティがあるとも言えるのではないか。自分の初めに持っていた特定の組織の印象が、ゲームが進展するにつれて大きく変わっていくというというのは面白いというかこのゲームならではですね。
ちなみに息子ショーンが誘拐されてから早いもので、60年の時間が経過していたらしい。自分より年上の息子が、インスティテュートの責任者になっていた。赤ん坊が10歳になっている設定も驚きだったが、60歳と自分よりも年上になっていたとしたら、まあどこかでのたれ死んでいるよりもずっと良い結末だ言えばいいかもしれないが、親にとって子どもとは子どもそのものよりも子どもと過ごした期間が重要なのではないだろうか。結果の成れ果てである、自分より人生経験が豊富なおっさんと、わかりあえるか?というと、血の繋がりとかももはやあまり関係がない。意見が合わねば反発せざるを得ないよね。ということで、レールロード組織の意向に沿うつもりだったが、インスティテュートの内通者的な存在であるパトリオットと連絡をとるイベントをスルーしたらしく、なぜかミニッツメンに頼ってインスティテュートを倒すことになってしまった。
初回だとなんとなくインスティテュートに加担してしまうことが多いと思うが、あえてそれを回避しようとしたのに、違う結末になってしまった(汗)。即席でがんタレットを設置してキャッスルで人造人間を撃退するも、愛用のSLOWの鈍器だと集団戦に弱く10mmピストルで人造人間やコーサを必死に一掃。NormalだとキツいのでVery Easyに戻したがそれでもなかなか試練。武器は腐る程余っているが武器ごとに育成をしていないので結局は接近戦+その場で最も有効な武器をチョイスすることにした。もっと多様な武器を多様な場面で使う経験がないといけない気がした。近接攻撃の速攻力に頼りすぎるのもよくないと思った。
というわけで、意図しないミニッツメンルートで終わった。だいたいどういう行動をとれば、どのルートでエンディングが見られるかわかったので、とりあえず全ルートのエンディングを見てから、はじめから自分なりのプレイをしようと思っている。意外に分岐してからの道のりが険しく最短でも数時間かかるので結構しんどい。
最近の相棒はB.O.Sのパラディン・ダンスであり、インスティテュートやレールロードでの一部始終を目撃しているにも関わらず、妙に友情を感じてくれているらしいのが困惑する。裏切る相手を相棒に加えていたら、どうなるのだろう?と思ったが、道中のイベントでそこまで主人公の政治問題には口出ししないようだ。レールロードのディーコンをつれてB.O.Sのところへ行くも、これまた何か咎められるようなことはない。
というわけで1時間ほど前のセーブデータに戻って、現在はパトリオットに連絡をとりレールロードルートでのクリアを目指している。
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