戯言|ベルセルクってガッツの独りよがり

徒然草2.0

作者亡くなったのにまだ続いているようだが不評っぽいですね。触以前の鷹の団。欲しいものは剣で手に入れる戦乱の世の中。1度目はガッツに勝って彼を自分のものにしたグリフィスだったが、2度目はグリフィスが負けてすべてを失ってしまう。剣で敗れたことがすべてを物語っている、と言えばそうかもしれないが、ガッツが離反しなければ鷹の団はハッピーエンドだった。ベルセルクは珍しく主人公であるガッツの視点が重視される漫画だが、私はグリフィスの気持ちの方がずっと重要だと思う。グリフィスが最初から最後まで主人公でよかったのに。ガッツはただの彼の夢のために生きる友人で十分だった。ガッツはキャスカと仲間たちを蝕で奪われた!と憤慨しているが、裏を返せば、ガッツがグリフィスの元を離れようと思ったからだろう(怒)。その原因を作ったのはグリフィスだが、ガッツがグリフィスと対等になりたいという欲を出したことが最大の裏切りである。ガッツがグリフィスの夢のために生きた、話はそれで十分だったじゃないか。ガッツとグリフィスは相互依存状態でそれでよかったのに、最大級の「ボタンの掛け違い」により、袂を分かつことになる。グリフィスの方もガッツとアドホックな関係ではなかった(汗)。グリフィスがそのことに最初から気づいていたのか、失ってから気づいたのかは分からないが⋯。(参考:グリフィスがああなったのってガッツが悪いよな【ベルセルク】)ここがベルセルク最大の山場で、断罪編モズグス様の話とかは結局おまけ。これって私のBL的な乙女心ではなのか?なぜ触までのホモソーシャルなストーリがワンクール終わったところから、呆けたキャスカを奪い合う男同志の意地の張り合い(退屈な喧嘩)を見なければならないのか。ベルセルクってふとどうなったんだっけ?とたまに思うけど、よくよく考えたら俺の中で完結していたわ。リッケルトちゃんどうなったの?というほうが気になるって話。リッケルトちゃんをスピンオフして鷹の団の後の話を描いた方がいいのでは。

徒然草2.0
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