結局、安全な資産て何だろう?Bitcoinと地金がとりあえず順調に値上がりはしているが、お金を生み出すタイプのアセットの下げ率を見てみよう。
期間も値もチャートからざっくり読み取っただけだが⋯新興国株式インデックスで14%、米国リートインデックス16%(金利上昇と日本から見た場合の為替要因により株よりも下がる傾向にある)、S&P500-米国株式17%、日経平均17%⋯くらいかな。
各国の株式indexはのきなみ下がっている米国に対する貿易依存率が低いというか貿易赤字はインドが大きいので関税の心配がない。したがって、一時的には下げたが今すでにトランプ就任前よりも上がっている。
トランプの暴走に一番有効な株式はコモディティを除けば、インド株式である。
インドの一人勝ちだったことになる。
そこまで先を読めなくても、米国が衰退して中国とインドや東南アジア諸国が台頭する世界に分散投資するとしては、オルカンが最強になるのかもしれない。とはいえインドのウェイトが大きくないと相殺したことにはならないが米国株オンリーよりはダメージが少なかった。ただ米国株の伸び率で相殺できたなら、米国株オンリーでよかったとも言えるのかもしれない。
ちなみに、オルカンのインドの通貨配分は1.8%で株式配分率も1.8%である(2024/04/25 現在)。ドイツが1.9%でカナダが2.6%で我が国が5.3%となっているが、今後さらにGDPが伸び続け人口も増えるインドのウェイトが高くなるのではないだろうか。現在米国の配分率は61.0%だがグローバル市場の観点からは(それがいいか悪いかは別として)いい意味でとらえれば、これが縮小してさらにバランスしてくるのではないか。
GDPや人口が直ちに株価には影響しないものの5年10年のスパンでは影響を与えていく未来予想を加味して株式配分比率を変えていく仕組みの投資信託があったらおもしろいというか当たるのではないだろうか。
日本人は我が国に絶望しているが、絶望しているあいだは少子高齢化も進むだろうし(別にこの2つに因果関係はないのだが)、手数料などもあって気軽るではないが未来が明るいこれからの国に投資をすることを考えてもいいのかもしれない。
もしくはサステナビリティが高い自己完結する対象だったらいいのかもしれない。
中国と日本はどちらがサステナブルか?
戸田奈津子って翻訳者がサステナブルなんていう英単語を使うな!って腹を立てている動画を見ました。母国語を大切にしない国は滅びるそうですが。まあそれはともかくサステナブルって重要ですよね。
中國人は自国政府を信頼していないので中國人の富裕層ほど外の世界にリスクヘッジしたがる。一部の保守派は中國人が国防動員法を発令して悪さを働く可能性があるのでは?と危機感を煽っていますが、不動産を買ったら固定資産税とかもろもろ日本に利益が入ってくる(支払われなければ裁判所が差し押さえられる)から、わりとゆるくある程度の権利を認めてあげたほうが日本にお得だと思います。そう思うのが私が左派リベラルだからではなくて、そういう意味でも野党も与党も外国人による土地買収を認めていないもしくは規制を厳しくしようという動きはごく一部。
それはともかく、中國人の富裕層が日本のマンションを買い漁るのは日本がサステナビリティだと思っているから。自国政府が信用できず日本のほうがサステナブルだと思っているのは流石。というか私が米国株を日本の資産以上に推しているのは、日本政府を信用していないからだけど、私の考え方が中國人っぽいかもしれない?
いずれにしても日本は一応は外国人にサスティナブル性があると見なされておりその地位は年々薄れてはいるものの腐っても日本なのですね。私は腐っても米国だと思ってドル資産を持つことにしていますが、一体どうなることやら?
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