戯言|クイズ作家になる!その前によいクイズとは?

徒然草2.0

別にイキっているわけではないのですが、よいクイズって何だろう?ということを最近ずーっと考えている。質が高いクイズをつくる人を「クイズ作家」というらしい。よいクイズ作家になるためにはどのような知識が必要なのだろうか?みたいなことを考えている。これがけっこう突き詰めてみると難しい。

Chat-GPTによると「適度な難易度」「明確な問題文」「意外性や発見がある」「興味・関心を引く」「テンポの良さ」だそうだ。この記事の本文を書いた後に聞いてみたが概ね外していないと思う。

でも具体的には?一体よいクイズって何なのだろう?思いつくままに書いてみる。

箇条書きにしてもいいけど、とりあえずクイズを問いていて「楽しい」とか「役に立つ」という効用が得られることがまず良いクイズの条件だと個人的には思う。ただし個々にカスタマイズして出題してその人にマッチするのが望ましいけれど、それを突き詰めすぎると単調でつまらないクイズになるので、月次な表現だがバランス感覚が大事なのだろう。でもそのバランスってなんだろう?

まずは「難易度が回答者に合っていること」は重要だと思う。マニアックなクイズを好む人もいるが、大衆向けなクイズを好む人もいる。そのへんは、出題の条件次第だろう。大衆向けの一般常識クイズは裾野が広いが、あえてマニアックなクイズを作るのもコアでニッチな趣味を持つ人にリーチするのかもしれない。

時事問題を取り入れる場合は特にそうなる傾向があるが、クイズには賞味期限がある。最近話題のキーワードは2,3年後には使われなくなっている可能性も高いので、そういうものはリストから除外する必要がある。このメンテナンスコストが手間だなあ。かといって、トレンドに沿わない問題だけ並べても面白くない気がする。賞味期限がきたものを差し替える運用面の負荷などを考慮しながらクイズを設計する必要がある。

個人的にクイズに重要なのは「学びがあること」だと思う。回答した後にそれが合っていようが間違っていようが「ああ、なるほど!」というアハ体験?ができるのはよいクイズの条件だ。逆に「覚えてもしょうがない」と感じるようなことを覚えさせられるのは苦痛。その手のクイズは良くないと思う。そんなわけで「知っていそうで、知らない人が多い」のが良問なのではないだろうか。

東大卒クイズ王である伊沢拓司の本を見ると、そのへんのバランスがいい。東大生が100%答えられる問題もあれば0%のもあり難易度にばらつきがあり時事性もある。ただ個人的には東大生が解けない問題は基本的に解けない(ただ東大生が受験に特化した知識はあっても、わりと社会人が知っていそうなことは知らなかったりするので、答えられることもある)ので、その手のマニアックな問題は不要なのではないか?と思う。ただクイズ全般としては突きやすい問題ゆえに乗せないわけにはいかないのだろう。クイズ界隈でよく聞かれる問題を体系的に網羅しておく必要があることなのだろうが、個人的にそれはクイズ王になりたいプレーヤーに寄せているので一般人にとってはそこまで重要ではないのではないか?例えば、一般常識を知りたい人にとっては、クイズゲームで1位になるための知識は不要である。

万人にとって望ましいクイズセットはない」ということで、個々に質が高いクイズを回答者のレベルやニーズに併せたカスタマイズができることが望ましいのではないだろうか?(仮説)まあこれはくまで仮説で、社会標準的にこれが難易度並びにジャンル別のクイズ集だよね、という従来の感じにしたほうがクイズに回答する受け入れる側にとっても分かりやすいのだが⋯クイズに対するニーズを統一的にまとめ上げることは不可能ではないか?という前提で考えていくことが重要ではないのか?とふと思った。

クイズに、難易度、カテゴリ、タイプ(メジャーorマイナー)、みたいな難易度を織り交ぜる。また、クイズの問題も選択式なのか答案式なのか分けられると望ましいが、すべて実現するとかなりしんどいのでうまい具合に削ってまず形にすることだよな⋯。

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