戯言。NotePMというWebアプリの現時点でもっともイケてないと思うところ

徒然草2.0

これは商業用のWebアプリケーションにおいて非常に重要なことだと思うのでメモしておきます。

仕事でNotePMというWikiツールを使っていたのですが、あることをきっかけにユーザとして「これは使えない」という結論に至りました。

それは、「書いた記事が消える」です。

正確に言えば、PCつけっぱなしにしておいて翌日に記事を書いたとしましょう。保存を押したらログイン画面に飛ばされて書いたテキストが消えるということがあります。ログインセッションが切れたので消えただけ…ではあるんですが、つけっぱなしでPCを使うのが昨今ざらにあるわけでこれはアウトだと思います。

社内システムだとユーザに対して「ログインし直して使ってね」で終わる話ですが、これは多大なるストレスです。たぶんEvernoteなんかだとセッション切れた後に書いたテキストはローカルストレージか何らかのキャッシュ機構によって、セッションが切れた状態の入力データを保存しておくか、そもそもセッションがきれた状態での入力を許さないようにしているかして、「書いた記事が消える」というユーザ体験が引き起こされないようになっていると思います。G-Suiteのドキュメンテーションツールでも自動保存が必須なわけで「書いた記事が消える」という憂き目に合うことはほぼありません。Evernoteの自動保存機能も非常に優秀。

というわけで、「書いた記事が消えない」というユーザ体験って高級機能としてシステムを作る時に後回しにされる機能ですが、より良いWebアプリケーションと言う観点では必須の機能ですよね。

LINEなんかのチャットツールでも似たようなシーンがあると思います。Aさんに送るメッセージを書いておいたが、その時は送信せずに、3時間後にまたWebアプリケーションを立ち上げて送信しようとしたら消えていた…とか。Twitterなんかは下書き機能があるので「これはやっぱり後で投稿しよう」が可能になっている。

寿命が短い低コストなWebアプリケーションでは見逃される機能というかユーザ体験に有意義な性能ですが、みんなに使ってもらうWebアプリであれば満たすべき要件だと思います。

徒然草2.0
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