APNツールのDataDogかAppDynamicsの経験がある方を募集している求人があったが、これは一体なんだ?となった。
DataDogは広告を見たことがある。
紫色の犬のロゴ(グラフが書かれた絵を加えている)が印象的だけど、そもそもこれなんだ?
…ということでDataDogに登録するともらえる電子書籍を呼んでいる。
APNツールのAPNは(アプリケーション、パフォーマンス、マネジメント)のことを言うらしい。
このツールを使うことで、まるっと組織のコンピューティング負荷を色とりどりのおしゃれなダッシュボードで眺められるらしい。
クラウドの様々な各コンポーネント(≒アプリ?)を一元管理して組織的に共有可能にする仕組みらしい。
ざっと見たデザインの印象ですが、DataDogがカラフルで力強く、AppDynamicsが少し控えめな感じだ。
エンジニア視点ではAWSのCloudWatchのサービスやNagiosなどのツールと何が違うのでしょうか?という気がしますが、これをいれることによって組織のパフォーマンスがグッとあがるか?というとわかりませんが、ダッシュボードを組織の人に見える化することで共通の認識・共通の言語を獲得できることが導入メリットみたいです。
…まさにDXだね!(言いたかっただけ)
少なからずサーバ監視している人はログやメトリクスの情報を個々のインスタンスにエージェント仕込んどけば、すべて眺められるので非常に便利な統合的なアプリ管理ツールってことになるのでしょう。
こんなツールをつかっている組織で働いてみたいものですね。
で、余談ですがDataDogの電子書籍に気になる文章が有りました。
その見出しは「ペットと家畜の違い」です。
(中略)動的なインフラストラクチャを考えるときに役立つ比喩は、「ペットと家畜です」。ペットは特別な存在であり、名前があり、飼い主は健康と幸せについて気遣います。一方、家畜に付けられるのは名前ではなく番号です。家畜は群れの一部です。群れを構成する個体は出入りしますので、個体よりも群れ全体の健康が重要になります。
通常、サーバー、コンテナ、その他のインフラストラクチャのコンポーネントは家畜として考える必要があります。つまり、ホストの個別のデータポイントではなく、サービスの全体的なヘルスとパフォーマンスに注目する必要があります。(中略)
↑ここで動的な様々なコンポーネントを家畜に例える意味があるのでしょうか?
ペットと比べる意味もよくわかりません。
別のところでは「サイロ化され断片的だったデータ」みたいな表現も見られるので、テキストを書いている人が牧歌的な世界観で過ごしている方なのでしょうか。
まあ、インストールという言葉だって、捕まえてきた動物を囲いのなかに閉じ込めておくという語源だから、英語圏ではよくある例え話なのかもしれません。
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