ま、早い話が嫌いというわけじゃないけど、親鸞ってなぜすごい人気なのだろうか?
例えば、同じ鎌倉仏教を作った日蓮聖人や、親鸞の師匠である法然上人と比べた場合、その人について書かれた本が多いのは親鸞だろう。
日本における信者数を見ても浄土系より日蓮系の方がずっと多いはずなのだが。
検索結果=蔵書数ではないし、蔵書数=人気ではないかもしれないが、人気の目安にはなるのではないか?と思いサーチしてみた。
調査した日は、2024年01月11日である。
国会図書館の検索窓で親鸞で検索すると「7,609件」で日蓮で検索すると「7,707件」だ。あれ?意外に日蓮が多い。でも、本屋で探した場合は明らかに親鸞に関連した本の方が多い。
単純にもっとざっくりとGoogle先生で検索するとどういう数値になるのだろう?やってみると、親鸞が「約 2,080,000 件」日蓮が「約 4,710,000 件」だ。これは信者数と因果がありそうではある。
目黒区図書館で、親鸞を検索すると「782件」日蓮を検索すると「356件」。
新宿区図書館で、親鸞を検索すると「528件」日蓮を検索すると「246件」。
品川区図書館で、親鸞を検索すると「290件」日蓮を検索すると「118件」。
自分が行く図書館での検索だと、2倍ぐらい親鸞の書籍が多く自分の感覚に近い。
…ということは、たんに私が親鸞のほうが人気であるというのは思い込みか、思い込みじゃないのであれば地域差の問題であり、私の周りに親鸞の本が多いだけなのかもしれない。
親鸞も日蓮も政権と対立した宗教改革者だと思う。宗教改革者と言うと聞こえはいいが、法難に遭って追い詰められが、弱者のために闘ってきた異端者であり共通点も見いだせるが、性格や思想はかなり異なっているので、その周辺に焦点を当ててもなにか見えてくるもものがあるかもしれない。
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