田嶋陽子の「愛という名の支配」を読んでいた。
田嶋陽子はバッシングを受けている、というか男性社会側とかいうわけではないが、とりあえず小馬鹿にしている人が多いが、この人の言っていることは概ね正しいとわたしは思っている。
ただ国防論に関してのリアルな問題を解決することに女性学には無力だし、男が女に抑圧されるという観点から言えば女性学は語り得ないため、万能性はない。
すべてを手放しで受け入れられないところがあるし、ましてや自分の生き方に反映しようは思わない。いやそれ「あなたの主観でしょ」というところもあるけど、是々非々わたしたちは主観的な判断から逃れられない。
また、社会が女性中心で回れば平和になるというのもまた違う。
むしろ別の問題がいっぱい起きる。フェミニストは思想を自分の生き方に反映してこそ本物だと見做されると思うというか、、第一人者はフェミニズムを貫いている。
ところで男の女性学的な生き方とはなにか?だが、男もまた男性社会に支配されているのであり、同時に女の言い分でも支配されているとも言える、その一方で男女の性差が昨今では曖昧にされていて、結局のところよくわからないが見えないなんらかの力で支配されていると自覚することもある。
自覚の前に自認があって、はじめてその正体がわかる。
わかっても対処はできないかもしれないが、向き合うことはできるし、もしくは避けて通ることもできることもある。洗脳されないために有効なのは「他者に洗脳されている」という自認・自覚を持つことらしいので。
そういう意味では、とても有用。
まあ、最後まで読まずにうっちゃってしまったけど。
またいつか出会うことがあるはず。
その時も途中まで読もう。
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