映画『燃えよ剣』を見た感想。登場人物みんな良かった普通に面白い。

徒然草2.0

ネタバレあり。

新選組の創作に登場する沖田総司像は司馬遼太郎の『燃えよ剣』が作ったそうで、小説よりちょうどいい映画があるなーと思って見てみた。普通に面白い。

土方歳三…岡田准一はカッコいい。この人のドラマみんな好きだな。黒田官兵衛とファブルしか知らないけど。土方歳三は田舎者っぽい歩き、あれわざとやっているのか。剣が折れて柔術技を披露するシーンをもっと増やして欲しい。

お雪さん…柴咲コウは、これまでそんなに気にならない人だった。年をとって綺麗になった気がする。純粋無垢な未亡人。いや、未亡人な次点で純粋無垢じゃないか。まあ、いいやそんなことは。土方歳三を切に想う気持ちが表現されていてよい。

近藤勇‥雰囲気そっくり。

沖田総司…男なのに美しい。

芹沢鴨…水戸藩士。初代新選組局長。この人、そもそもヤクザっぽくて存在自体が好きなんだけど、沖田総司を色小姓にしていたのは創作だろうけどイメージが合う。

山崎烝(やまざきすすむ)…この人は、そもそも知らなかった。新選組の諜報員として活躍した、とてもデキる人らしい。早口でひとり喋べくっててヤバい人。沖田総司と同様に司馬遼太郎がつくった人物のひとりと言えばそうなのかもしれない。史実では戊辰戦争で無くなり水葬されたという。

山南敬助(やまなみけいすけ)…新選組総長で土方歳三とは真逆の立ち位置としてはいい味出している。史実ではなぜ脱走して介錯されたのか謎であるらしい。

井上源三郎…近藤勇とは兄弟子的な存在とはいへ、爺さんにされすぎ。可愛そう。河童の話を聞きたかった。

…他の人も色々いた気がしたけど誰が誰だかいまいち、あまり目立たなかった。

徳川慶喜はクソ、松平容保は忠臣、坂本龍馬は登場してないのに偉人扱い…よくしらんけど司馬遼太郎は極端だ。他にも色々といたけど、あまり私の視界には入らなかった。

新見錦(にいみにしき)…目立たない人。知らなかった。藤堂平助(とうどうへいすけ)…知らなかった。清河八郎(きよかわはちろう)…知らなかった。

気になった言葉としては、、、

残酷絵(無惨絵)…お雪さんの趣味。なかなか精神病んでね?それとも違う意味があるのか。土方歳三がお雪さん家に踏み込んだらお雪さんが描いた残酷絵の数々…初めての出会いでこれは(汗)「いい趣味をお持ちですね」ってなるのか?

東胡(ひがしえびす)…漢字が合っているのか謎。京の人から見れば東の京の出は田舎モンだ。それでいい。600年まえから京都に住んでないと京都人になれないらしいし、京都人からすると前の戦争は「応仁の乱」であるらしい。お雪さんって京都人なの?と思ったが、薩摩の元旦那がいる関東人だそうだ。そうだよね。京都人は京都の人が演じないと偽物になってしまう。

…というわけで、今度、小説もこの勢いで読んでみようと思う。

1つ思ったのは…死の描写に無駄に力をいれていないところがいいのかも。そんなに死ぬシーンをセンセーショナルにされてもみんな死んでいくんだし、このくらいでいいだろう。

徒然草2.0
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