特に理由は無いのですが歴史データベースなるものを作るついでに戦国武将に興味が行っています。とりま戦国武将データベースでもいいかなと。
北条家を築いた北条早雲(伊勢新九郎盛時)って急に駿河にひょっこり現れ興国寺城を分捕って大名に成り上がった謎の人物・素浪人という設定が、またカッコいいな!と思っていたのですが(たしか私が昔はまっていた信長の野望の説明がそんな記述だったが、最近の信長の野望だと正確に室町幕府に使えた伊勢氏が出自と記述されていると思う)
…実際は、今川家に使えていた申次衆(もうしつぎしゅう)という室町幕府のエリート中のエリートという出自であるらしい。
…まあ、それはそれで言われてみれば当然だという気はします。いきなり力のない人物が城を分捕って大名に成り上がるという設定は、ちょっと無理がある気がしますので納得です。そうですよねー。いくら下剋上でも浪人が大名に成るっていうのは無理がある。
斎藤道三は油売りから大名になりましたし、秀吉に至っては足軽の子からの出発して天下人に成りましたが、あくまで大名に仕えていた後の転向。機会を待って、なるべくして大名に成っている。北条早雲も同様に、今川家家臣として伊豆から小田原→相模と時間をかけて版図を広げていったという感じなのでしょう。
いや、なんだか神奈川県に住んでいた身としては、神奈川県あたりから自然発生した北条早雲って、かっこいい!と思っていましたが、北条早雲の出自は備中荏原荘(岡山県)だそうで、神奈川県あんま関係ないやないか(汗)駿河(静岡県)も出生地としては関係ない。そういう意味では、なんだか、ちょっと残念ですね。室町時代の神奈川県付近はど田舎で、さほど重要視されていない土地だったので、そこをじわじわと治めていったのは流石ではありますが…。
参考:「北条早雲 – Wikipedia」
とは言え早雲って僧籍ゆえの名前でしょうが雲水みたいな…儚い感じがかっこいいです。雲という形を成しているように見えても刻々と変わっていくもの。形あってないもの。THE仏教みたいな。
我ながら語彙力がない(汗)
コメント