誤解されないように前置きをしておくと、人間が良い方向に変わらないといけないと思っているし、人間が良い方向に変わるための仕組みつづくりは大切だし、人間を変える教育や地道な努力は大切なことだと思っている。
しかし、何事にも限界があるものだし、優先順位は意識したほうが効率がいいと思う。
他人を変えるよりも自分が変わる方が楽だし、自分が変わるためには自分の周りの仕組みを変えるのがいい…というところで、私は気がつくことがある。
他人<自分
人間<仕組
そもそも…人間が変わるというが、自他に関係なく人間が買われるのは仕組みである。本を読んで学んだら自分が変わることを例にとっても、本を読むことが一つの仕組みであり、その内容を基に訓練と実践をすることは仕組み作りのプロセスに他ならない。人の変化は結果であって、すべては仕組みづくりに集約されると言っても過言ではない。
よって、人が変われることは結果に過ぎず、私たちは仕組みづくりにこそ集中すべきなのではないだろうか?
…そういう意味で、私は人が変われるということをあまり重視しない。
(別に、誰と会ったから自分は変わった…みたいな言及を否定する気はまったくないが)
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