戯言。世界情勢と日本の防衛について頭を巡らす。台湾有事になったらロシアも怖いよね。

徒然草2.0

ガザ地区とイスラエルの話とか、ロシアとウクライナの話とか、最近あんまり聞かないな(ぼやき)

・アメリカと日本政府の裁判権の密約や基地権の密約などの国民に知らされていない、アメリカと約束してきたことの1つに指揮権の密約がある。これは「戦争は米軍の指揮で自衛隊が行動する」というもの。国民の感情論を抜きにしてもこれは筋が通る、同じ地域ので異なる指揮で行動するより指揮系統一した方が情報伝達の無駄は少ない。加えて日本人の指揮官よりも無謀な作戦をされないのではないか?と勝手な期待もしたりする。それはさておき、軍事行動を米国に丸投げしており、未だ日本は米国の属国ということになる。リンク先の記事を書いた矢部宏治氏も「戦後の日米関係のなかで最も闇の奥に隠された、この「指揮権密約」の歴史をたどることで、それまでわからなかった日米間の法的な関係の全体像を理解することが、ようやくできるようになった」と言っているが、この辺が分かってくると戦後日本がより鮮明に分かってくるのではないか。さっそく知ってはいけないの1と2を手元に取り寄せることにした。戦後ずっと疑問に思っていて政治的にはっきりしていないことがこの国にはありすぎる。まやかしの日常を私達は生きてきたのだ。

・台湾有事が起こると尖閣諸島や沖縄が制空権の要となり、日本の防衛リソースが南に注がれることとなる。台湾の領有権は中国政府も台湾政府も「あり」と考えている。即ち台湾の有事は日本の有事に否応なしになってくる。また、台湾有事の際は虚を突いて中国と手を組んだロシアが北海道へ侵略するシナリオもありえるのではないか?とふと思い、色々なことを考えている。事実、第二次世界大戦後にスターリンは北海道の半分の割譲を狙っていた。(地球温暖化で北極海を通るルートが確立されたらロシアの不凍港を求める気持ちが和らぐのではないか(楽観的希望観測))

・2022年2月にロシアのセルゲイ・ミロノフ下院副議長が「一部の専門家によれば、ロシアは北海道にすべての権利を有している」という趣旨の発言をしたことで私達はロシアの領土拡大欲を改めて思い知らされた。プーチンが「アイヌはロシアの先住民で、北海道のアイヌは大和民族に虐げられている」と拡大解釈すれば、ロシアの侵攻作戦の正当な理由になるという人もいる。…であれば日本はその認識を逆手に取り「アイヌは日本国民であり、アイヌの土地である樺太を返せ」と言えばいい。ラブロフ外相に「北方領土をロシア領と認めよ(それが平和条約締結の前提)」と言われ記者の発言を「次の質問どうぞ」と河野太郎外相は全スルーするような状態では反論はまず無理でしょう。(とはいえ1792年に根室へ使節団を送り通商を求めたので、北海道は江戸幕府のものという認識がロシアにはあった)なおこの度、セルゲイ・ミロノフは「領土問題をめぐる論争は存在しない」と言っている。北方領土は一方的に諦めろと言う意味についてはなんとも言えない。

徒然草2.0
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