買おうと思って重要事項説明書までもらった物件が100万円ほど値下がっていた。じゃあ、これが100万円値上がっていたらくやしかったかと言うとそんなことはない。
Gメン滝島さんのYoutube動画はワンルーム投資をボロクソに言っていて面白いが、それらをはじめ気になる不動産系Youtubeを見たり気になった物件やエリアの価格を時々定点観測している。
これは商売の鉄則なんだけど「価額以上に価値がある商品は基本的に存在しない」がよくわかるのが不動産だ。
当然ながらモノを買う人は「支払うコスト<得られるベネフィット」だから買うわけだけど、モノを売る方は「支払われるコスト>もろもろの諸経費」に過ぎないことが一瞬で分かってくる。もっとこなれてきたらアドバイザになれるかも?
他と比べた時に「この条件は安い」と思う不動産には必ず客観的な理由があって、その理由が分かってくると「だから安いのか」と合点がいく。高くなったらマーケットがそのように判断しただけで、それが正解でそこに感情はない。だから、マンションに買い時なんかないし売り時なんてじつはないのかもしれない。その時にマーケットが望まれる値段でモノが売れるだけ。株式投資にしても同じことが言える。今みんなが売り買いするちょうどいい値段になっているだけだが、不動産の場合はそれがはっきり価格に出る。人気とか不人気よりも現在の情報で価格が決まるというところが株式以上にはっきりしている感じがする。
例えば、掘り出し物の物件というものは、マーケットの客観的な視点によって判断されたものではなく、あくまで主観的な視点によって判断されたものに過ぎない。つまり、客観的にはイケてないけど主観的にイケてる時のみ不動産は売買が生じるのだ。私はあくまで勉強として、客観的に価格を品定めしているが、主観的な視点を排除しようという意識が働く。
…そうなると自分の視点において、どういうことが起こるか?というと、欠点ばかりが目に付く。
この価格で人が飛びつかないのは何か理由があるはずだ。
妥当な価格なのだろうか?などと考えている。
ま、ついでに自分がここに住んだら、どういう生活がまっているのかしらん。という想像をしないわけでもないが、その主観的なイメージよりも損得が先に来てしまう。そうなると何も買えなくなる。
人の欠点ばかりに目につく人が恋愛できないのと一緒の状態になる。ま、そんなことより、
最近の疑問はこれ↓
「人口減少が著しい自治体の行政サービスが良くなることはなく悪くなる一方である」は本当かどうか?基本的にこれは本当だと思われる。辺鄙なところは安くていいと思っていたが、より辺鄙になることが人口推移で分かってしまうところは避けたほうがいいのではないだろうか。売却を考えた場合にさらに土地の値段も下がるのではないだろうか。そういう意味では「人口が減少するエリアの土地の値段は下がる」は本当かどうか?という疑問も生まれる。たぶん本当のことだろう。
「リノベーション前の物件を購入して自分でリノベーションするよりもリノベーション済みの中古マンションの方が安い」これは本当だろうか?リスクや手間を考えれば後者の選択をしたほうがいい気はしている。むしろそこにこそリノベーション済み物件の価値があるが、本当のところはわからないし調べてもよく分からない。業者に見積もってみないとわからないので、リフォーム業者の施工事例なんかを眺めて相場感を得ようとしている。自分が見たある物件はリノベーションに個人がやったら1000万円はかかる可能性もあると言っていたけど、本当かなー?風呂、トイレ、キッチンと壁紙を変えて配管の交換で500~800万円では。つーか、ほどほどに新しければ壁紙の交換とドアの建て付けを見直すぐらいでいいのでは?と思っている(新しさにこだわりがない)。
SUUMOとLIFLE HOMEのサイトとレインズINFOMATIONと大島てるのサイトだけを眺めているだけで暇が潰せるとか不動産って安上がりな趣味だな。あと選んでいるときが一番楽しいというのもあるかもしれない。
買ったら悩む楽しみが無くなるので一生賃貸でいいかも?
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