「お前はあたまがおかしい」と言ったらモラルハラスメントになります。あなたが会社の上司であれば、パワーハラスメントです。バカとかグズとかポンコツとか言っても、同様ですから気をつけないといけません。
では相手に「理解力の無さ」を伝えなければならない時、一体どのように言い変えればいいでしょうか?例えば「頭の回転が鈍い」とか「理解力が乏しい」とか「察しが悪い」と言ってもいいかもしれませんが、ストレートな悪口ではないので多少は印象はマシかも知れませんが、意味としてはバカや◯◯◯◯と言うのとあまり変わりません。(○○○○という言葉は差別用語ではないという人もいる)
話の文脈にもよるのですがかなり配慮した言い方としては「ユニークな考えだね」とか「変わった考えの持ち主」と言うのはありかもしれません。
というか、私が実際にそう言われたことがあります。なにか特別な考え方をする優れた人物なのかなと自意識過剰なのでポジティブに捉えましたが、よくよくバカなりに考えてみるとこれって「あたまがおかしい」「バカ」って言われているのと同じだな。。。とバカなので時間がかかりましたが後日に気がつきました。
ストレートにバカと言われたらその場で気がつけたのに、後になって褒められたのではなくただバカにされたと気づくのは、かなりショックなことです。ストレートに言われるのは一瞬の恥、言われないのは一生の恥です。
…このようなことがあってから、私の脳内で、ユニーク=バカ、変わった考え=バカ、という変換がなされるようになりました。結局のところ一時的に言い換えられてオブラードに包まれた言葉にしたとしても、その言葉の背後にある言葉が類推されてしまうなら、結局のところで意味は同じになってしまいます。
ユニークな人とか変わっている人なんて言いかえても、受け取る側がマイナスに捉える可能性もある。処世術的にも人物の価値相対化という観点からも、はじめから評価なんてやめておいたほうがいいのではないか?と思います。
あまり良く考えずに「あなたはユニークな人ね」とか「あなたは変わっている人だ」とか悪意がなく言っているとしたら危険です。言われたほうは案外傷ついているかもしれません。
ちなみに私はよく「変わった人」とか「ユニークな人」とか言われています。
しかし、逆に何も人を評価しない人というのも、褒めて欲しい人からすれば気の利かない人で、毒にも薬にもならない人は人畜無害な風で悪く言えば役立たずです。お世辞でもいいから褒めたらいいのに、ということもあるかもしれません。
人間関係なんてそもそも上手く行かないものという前提に建てば、基本的に波風を建てないタイプでいいのですが、そこであえて、毒をまいたり薬をあたえたりの絶妙なバランスじゃね?と思います。
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