原研哉「センスの悪い国で市場調査やマーケティングをきちんと行うと、センスの悪い商品が出来上がる」
みんなが望んだものを取り込むとサービスでも商品でも駄作が出来上がるらしい。みんなと同じことができることは安心感につながるが時にそれは地獄へ続く道にもなりうる。統計学的な「外れ値」をうまく自分の生き方にとりいれてこそ価値を出することができる。
弱者には弱者の戦略があるが、それはうまく行っている弱者を参考にしなければいけないが、うまく行っている弱者は資本主義経済においては強者に過ぎない可能性がある。
私は安全思考なので、人ができることをやりつつ+αで自分にしかできなことを加えていくほうがいいと思う。弱者の戦略だけに振りすぎると後が続かない事が多い。弱者の戦略に一辺倒になっている弱者を見ると心配に成るので「それじゃあうまく行かない」と余計なことを言いたく成る。深く関わる気が無いから余計なことを言うなと言う人もいる。たしかに私がなにかアドバイスをしてやろうという気持ちなら相手の行為に水を差しているだけだから、基本的に私がしていることは迷惑だろう。だから、黙っているしか無いのだろう。でも一言自分の立ち位置を再確認するためにもいわせてもらおう「それでは危ないのでは?」失敗がリカバリーできるレベルのリスクしかないと言い切れるなら飛び込めばいいし、そうじゃないなら怖い話だ。
怖いのは相手の判断か私の感性か未来にならないと分からない。
そんなもので未来への投機的な行為は先がどうなるか分からない時点で人間何歳になってもワクワクするものらしい。年寄りが起業していると周囲は驚くけど、それってやっている本人にとっては普通のことなので、実は別に驚かなくていいんだよな。カーネルサンダーズはジジイなのにケンタッキーフライドチキンの商売をはじめてすごい人だ!と言ってみるのはいいけど、そんな話を聞いて俺もまだまだ年齢を言い訳に諦めきれない!とか安心感を得ているのはちょっとみっともないのかもしれない。別に年甲斐もなく何かをすることを否定する気なんていないけど、後付でカーネルサンダース!って言うのは何だか話の種というか自分のしていることを後付け正当化しているだけで別にわざわざ言わんでもいいのでは?
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