戯言。ベルサイユのばらを読んでいる。正直微妙。

徒然草2.0

ネタバレあり。

名作は誰にとっても面白い。

…と思っていたが、ベルサイユのばらを単行本(全5冊)のうち2冊ほど読んでいるが、正直いまいちピンとこない。べつにつまらなくはないがそこまで楽しくはない。

皇太后という立場なのにフェルゼンへの愛情を隠さない様子をオスカルが諌めた時、マリー・アントワネットはこのように述べている。

オスカル…ありがとう…それほどまでにわたくしのことを心配してくれて…でも…あなたにもわかってはもらえなかったようですね…それともあなたに 女の心をもとめるのは無理なことだったのでしょうか…?

…ガーン、皇太后様に言われちゃっいましたー。

ああ、私に女の心が不足しているのでしょうか?だから、ベルばらの魅力が分からない。。。

…うーん、でもそうじゃないと思うんですけどね。

マリー・アントワネットを思うフェルゼンだってオスカルのことを思うアンドレだって苦しい恋をしています。でも、やっぱりピンとこない。他の少女漫画だと分かるけれど、ベルバラ世界に入っていけない私がいる…。

あとは…やっぱり時代を感じる。

LGBTQというか性と愛の多様性が叫ばれる今日は女が女を愛する時代なわけで、今後オスカルの心境に変化があるのか知らんけど、1970年代の女性がのめり込んだ事実に私がのめり込む必要もない。

小学生用の世界史人物辞典みたいなのが家にあり、その中にフェルゼンとラ・ファイエット候がわざわざ描いてあった。恣意的なものを非常に感じる。それだったら、世界史という観点からはマリア・テレジアとかルイ16世とかのほうが重要人物なような?(そのへんの人は描いてなかった気がする)。編集者の勝手な趣味・趣向でチョイスされた感じが否めない。だったらはっきり言ってほしいよね「若い世代よ!私たちの青春!ベルばらを読めッ!」と。

歴史は創作によって作られる部分もあるということなんでしょう。

いや、たしかに私は歴史を学ぶために、名作と呼ばれている漫画やアニメや小説で学ぼうとしているけど…それらを辞典に載せちゃうっていうのはどうなんでしょう?スタンダードな歴史なんてないのかもしれませんが、ずいぶん偏っているような気がする。

徒然草2.0
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