ネタバレあり。うん…正直なところ、あまり印象に残らなかった。
アニメや宝塚歌劇団を見れば、もう少しイメージが変わってくるのかもしれない。
たんたんと読んで終わった感じだ。
私が「もし男に生まれたら、もっと流麗に生られるのに」くやしいッ!みたいな乙女心をもってオスカルを理想形として羨望の眼差しでみないといけないのかもしれない。
3回くらい読み直して一字一句おぼえて、毎朝口ずさむレベルでベルサイユをインストールしないといけない。
自分の生きづらさ苦しみを支える言葉としてベルバラを携えなければならなかったのかもしれないが…しかし、残念だが遅すぎたよ!私は歳をとりすぎた。(いいえ!、そんなことはありません!と誰かに否定して欲しい場面)
…あと、私は男であるのだからアンドレやフェルゼンに自己投影すればいいか…っていうのも色んな意味で無理があった。
ベルサイユのばらのロザリーが、ここから勝手にスピンオフして、ラ・セーヌの星のシモーヌになったんだね。それが分かってよかった。
もしかしたら、ラ・セーヌの星からフランス革命の歴史学(?)に入門したのが楽しめなかった理由かもしれない。
でも名作だよ。ベルサイユのばらは名作だ。多くの人の心を掴んだ作品だ。このたび読む機会に恵まれてありがたいことですよ!
…あとは、あらためて手塚治虫の「リボンの騎士」を読めば、乙女騎士三部作シリーズ(?)を制覇したことになり、ついでに長谷川ナポレオンと池田理代子の「栄光のナポレオン」と「天の涯まで」を読めばフランス革命の知識は完璧になるはずだ。
知らんけど。
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