2024/12。
私もインフルエンザというより風邪と言えるのかも怪しい。ただの老化で頭がぼんやりしているだけでは?と思っているが、体調がさほどよくはない。体調がさほどよくないのがデフォルトなのか、体調不良なのか判別が難しい。
世間ではインフルエンザが流行っているそうで、高熱が出て救急車で運ばれるケースもあるというか、救急車の需要が急増しているそうだ。
そういえば、コロナが流行っていた頃に、ただの極力な風邪だと思っていた。
しばらくすると悲惨な死にかたをする報道がされて医療崩壊を起こさないためにワクチンを打ち不要不急な外出は避ける世の中になった。
それからワクチンはさほど有用ではないことや、ワクチンを先に打ったイスラエルなどの進んだ国ではマスクすらとっていることや、高齢者には怖いが若年者には大事に至らないことが多いとわかっていた。
しかし、私はコロナにかかるまいとマスクをして人との接触を避けようと躍起になっていた。今思えば自分もやりすぎていた。予防しすぎても損はないと開き直ることは可能だが、やりすぎはやりすぎだと認めないといけない。
日本では若年者に対しての措置が異常だった気がする。
大人たちはマスクを外していたのに、学校内でのイベントの多くは中止になり、中止に成らずとも密を避けた過剰な配慮がされた。
『2035年の世界地図』の中でマルクス・ガブリエルも語っている。
「最も極端な形でのロックダウン措置は、深刻な人権侵害だったと思います。ロックダウンは、完全に民主主義的な形で行われ、決定されたものですから、その手続きに対しては、私には異論はありません。しかし一方で、その措置自体が人権侵害である、と私は考えています。「子どもたちの学校を閉鎖する」ということをタリバンが実施していたならーー実際にアウガにスタンでやっていることですがーー自由民主主義諸国では大騒ぎになっていたでしょう。そしてどんな理由であれ、私達はこの措置をとりました」『2035年の世界地図』マルクス・ガブリエル
日本固有の問題ではなく民主主義国家においてはこのあたりのことは共通だったのだろう。
ほんの一時的な措置であるにしても、また権力者に教育の自由や言論封殺の目的が無くても、人間の権利を奪っているという自覚が足りなかった。
高齢者や傷病人の命を守るという名目もあったにせよ、国民が自らの教育と文化を否定していた側面が垣間見えた。
「日本では、世界で最も厳しいレベルの入館管理を実施しました。皮肉なことに、一時期は、1週間に確認される感染者が世界で最も多かったにもかかわらず、です。日本では、ウイルスと国籍を結びつけようとする傾向が強かったように感じます」『2035年の世界地図』マルクス・ガブリエル
この発言には違和感を感じる日本人も多くいるだろう。客観的なデータよりも先に差別意識が先にあるという傾向はある。オープン(開かれた国境)にするのが正しいという判断をするのも短絡的で、中に入れないことが完全に行うのは不可能だしルールを訂正するのも遅かった。でもナショナリズムが悪い方向に出たというのはいいすぎ。外人にはそう見えるのだろうが、そこまで実害はなかったでしょう。
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