読書。『勝つ人間の見切りの技術』(桜井章一)を読んだ感想。見切りこそ選択の本質か。

徒然草2.0

株式投資は何処まで行ってもギャンブルだと思う。リスクを管理していれば問題ないともいい切れないところがある。1929年の世界大恐慌では米国の株価は80%下落した。

株式投資も分譲マンションの売買と同様で、ババ抜きだという人もいるが会社は不動産と違って基本的に永続的に運営されるので違う面はあるが、いくら余剰資金で投資をしていても突き抜けるのか現状に留まるのか、2つに1つの選択をどこかで選ばないといけない。

…そういう意味では、まだ見切れていない自分がいる。

勝負から完全に降りたらやることないので、何事もバランスだと思うというようなことを、桜井章一も言っている。だから、まあ

そういえば、子どもに「夢を持とう」という教育をしているけれど、なんだか古臭い気がしている。

ディズニーにせよ大人は子どもに夢をもたせようとするけど、その大人はそれで夢かなったのですか?と自分で問わないのですかね。

自分が子どもの時に思っていた夢はかないましたか、夢をもつことはいいことでしたか。まあ本人がもちたいなら持つべきですし「誰かになりたい」と思うことが成長につながることはある気がしますが…それで迷走する人もいるのでは。

いずれにしても何処まで調べても「不安」は残る。私たちは「不安」が残るからそれを解消しようとあれこれやりたがるが、あれこれやろうとする時点でそれは疲れる行為だし不自然な行為だから、やらないことのほうがいい場合が多いのではないか。未来のことはどこまでいっても想定外であり不確実なことがおこる。

このように未来のほとんどのことが想定外であれば、心ゆくまで安心を得ることは誰にとっても永遠に不可能だとわかる。不安は絶えずあって当然なのだ。不安とともにあるのが人の宿命。不安に対しては、むしろそのようにとらえたほうが心は安定するのだろう。『勝つ人間の見切る技術』

諸行無常だってことですね。桜井章一って釈迦っぽいですね。あとは無為自然で老子っぽい。

勝とう!という我欲で何でも自分の思う通りにコントロールしようというのがどこかおこがましい感じがする。

徒然草2.0
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