システム稼働率は … MTBF / (MTBF + MTTR) の式で求められる。
MTBF(Mean Time Between Failures) ミーンタイム・ビトウィーン・フィリーズ…平均故障間隔
MTTR(Mean Time To Repair) ミーンタイム・トゥ・リペア…平均修理時間
※BはBetweenだから間隔、RはRepai(リペア)で修理と覚えておこう。
…ってことになるが、これって式みただけでは分かりにくいよね。また、MTBFとMTTRは、以下の式で求めることができるわけだが…
MTBF = 総稼働時間 / 総故障回数
MTTR = 総修理時間 / 総故障回数
つまり、MTBFとMTTRはいずれも単位は時間であり、わかりやすく言えば、MTBFが100時間である場合は「100時間にだいたい1回ぐらい故障する」ということになる。MTTRが10時間である場合は「修理にはだいたい1時間ぐらいかかる」ということになる。と、とらえておくとよいのではないだろうか(平均をだいたい○○時間ぐらいと表現しています)
というわけで具体的な数値を入れて例題をといてみよう↓
例題1:1000時間に1回壊れる機械があります。修理にだいたい2時間かかる場合、この機械の稼働率は?
1000 / (1000+2) なので、約99.8%ということになる。
例題2:1日1回の再起動が必要なノートPCの稼働率は?再起動に伴う時間は約10分とする。(なお、このノートPCが故障することは考えない)
3600 / (3600 + 5) = 99.72%
※単位は分にした。
※再起動は故障じゃないんだけど、稼働時間を求めるということで、問題にしてみました。
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