個人的な歴史の勉強メモです。
さて、何をもって重要な天皇とするのか?は難しいところですが、歴史の教科書に出てくる天皇とそれに関連した話をまとめてみることにしました。その意図としては天皇の名前と歴史的な事象が私の頭の中で結びつかないので、とりあえず天皇と史実を結びつけた上でアウトプット・整理しておけば、後で読み返すのに役立つのでは?と思った次第。手前味噌ですが一応意図した通りにまとめられた気がします。
とりあえず旧石器時代(古代?)から平安時代までの天皇をまとめてみました。
はじめての天皇は神武天皇(じんむてんのう)
初代の天皇は神武天皇(じんむてんのう)です。
日本書紀に登場していますが神話上の人物であるとされており存在していた人ではないそうです。お父さんは彦波瀲武鸕鶿草葺不合尊(うがやふきあわせずのみこと)でお母さんは玉依毘売(たまよりびめ)という神様です。いや…日本の神様すべて空で言えたらカッコいい(?)と思いましたが無理ゲーですね。いずれにせよ、初代天皇は神武天皇(じんむてんのう)であるということくらいは日本人として知っておいたほうがいい気がします。
はじめての女帝は推古天皇(すいこてんのう)
諸説あるそうですが、はじめての女天皇が推古天皇(すいこてんのう)です。即位したのは593年で33代目。天皇になるまえの名前(諱-いみな)は額田部(ぬかたべ)です。額田部と聞いて女の人が思い浮かびませんが。。
大臣の蘇我馬子が崇峻天皇(すしゅんてんのう)を暗殺して皇太后の額田部を即位させました。歴史的に暗殺された天皇は推古天皇のみだそうです。蘇我馬子がライバルの物部守屋(もののべのもりや)(物部氏)を滅ぼしたことで仏教が広まっていきました。推古天皇の甥が聖徳太子。聖徳太子は摂政となり推古天皇の政治を支えました。藤原京から奈良の飛鳥へ遷都して飛鳥時代が始まりました。
ちなみに家族関係は、推古天皇の甥が聖徳太子。蘇我馬子の姪が推古天皇。蘇我馬子や推古天皇を交えながら聖徳太子について熱く語られれば及第点だと言えるでしょう。
※蘇我氏が大化の改新で滅ぼされた時に天皇暗殺の濡れ衣を着せられた可能性もあるそうです。
大化の改新で有名な中大兄皇子(なかのおおえのおうじ)=天智天皇(てんじてんのう)
大化の改新で中臣鎌足と組んで蘇我入鹿を倒した中大兄皇子(なかのおおえのおうじ)。皇太子として政治に携わり、のちに天智天皇(てんじてんのう)になった。
・遣唐使を派遣した。
・白村江の戦い(はくすきえのたたかい)で大きな敗戦を期す。
・庚午年籍(こうごねんじゃく)という戸籍制度をつくった。
・氏姓制度(しせせいど)を廃止して中央集権国家づくり(のちの律令国家化につながる)を進めた。
・公地公民制(こうちこうみんせい)により、皇族や豪族の私有地を国有地とした。
・班田収授法(はんでんしゅうじゅほう)により、国民に口分田(くぶんでん)という田んぼを貸して米を作らせ税を集めた。
・近江令(このえれい)という法典を藤原鎌足(中臣鎌足)に作らせた。
…以上のことに携わった天皇として非常に重要な天皇です。
壬申の乱を経て大海人皇子(おおあまおうじ)=天武天皇(てんむてんのう)
天智天皇の弟である大海人皇子(おおあまおうじ)は、天智天皇の息子である大友皇子(おおとものおうじ)を倒した。これを壬申の乱(じんしんのらん)という。そして即位したのが天武天皇。皇后は天武天皇の死後に即位して持統天皇になった。
東大寺の大仏をつくった聖武天皇(しょうむてんのう)
聖武天皇は東大寺の大仏をつくった人物として有名。国家を安定させるために仏教を政治的に活用したことを鎮護国家思想という。また聖武天皇の時代に墾田永年私財法がつくられて土地の私有化が認められた(ただし、墾田永年私財法は貴族や寺院が荘園をつくり荘園の領主が力を持ち中央政府との関係性が変わっていくことになる(ようは中央政府の統治力が弱まることに繋がった)
平城京から平安京へ遷都した桓武天皇(かんむてんのう)
平城京から長岡京を経て平安京に遷都を行った。鳴くよ(794年)うぐいす平安京で有名です。
征夷大将軍として東北地方の蝦夷(えみし)を服従させるため坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)を遠征させて平定させた。
まとめ
以上、最後の方はやぶれかぶれに書いているところがありますが、日本の(大和政権からの)有史から飛鳥時代までの重要な天皇をピックアップしてまとめてみました。
天とか武とか似たような漢字を使っていてとても紛らわしいですが、なんとなく歴史的な出来事と組み合わせて覚えておけば、あとで何かと役に立つことがあるかもしれません。
というわけで最後にまとめると「初代の神武天皇、聖徳太子といえば推古天皇、大化の改新といえば天智天皇、壬申の乱といえば天武天皇、大仏といえば聖武天皇、平安京といえば桓武天皇」ということになります。
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