趣味でFP3級の勉強でもはじめようかな?と思っている人が言うのもなんですが…
「世の中のファイナンシャルプランナーはドルコスト平均法の解釈を間違えているよな」と思う件について。
ドルコスト平均法の利点は「購入金額の地ならし(平均化)ができる」が利点だと思います。
(強いて言えば毎月の積み立ては月給制のサラリーマンでもはじめやすい…でしょうか)
…で、それ以上でもそれ以下でもありません。
元本を守ることや投資のリスクを減らす効果はありません。
ここまではいいのですが、FPが勝手に(リスクを減らせないから)定期預金が良いです…とか言っちゃうのは、そのFP個人の感想です。
リスク資産に貯金をぶちこんで、そのFPが計画した家庭の財務計画をぶちこわされたくないから、もしくはそのFPの価値観で将来の人生設計のためにリスクを負うべきではないから、金融機関/保険証券を扱う人間の口車に載せられないよう「ドルコスト平均法」は万全ではない=リスク軽減にならない=投資は危険だよ!リスクが伴うよ!…というふうに言っているんですね。
あと、ドルコスト平均法で最悪なケースとして、毎月買い付けた投資対象が「値下がりし続けた時」や「値上がりしてすぐに値下がりし続けた時」などを想定して、ドルコスト平均法でもうまくいかないんだよ!といったシミュレーション結果をプレゼンテーションする人がいるけど、「だから何?」って感じになる。
ドルコスト平均法は「購入金額を平均化」するためのものなので、当たり前です。
どういうことが書かれているか見ると…こんな感じの論調が目立ちます。
※「→」がFPもしくは金融機関関係者の意見です。
投資対象が「値下がりし続けた時」
→最初に一括で買っていた方が損をしなかったね!
→元金も利益も減っているので損をしている!
投資対象が「値上がりしてすぐに値下がりし続けた時」
→最初に一括で買っていた方が投資資金は安く済んだ!
→元金も利益も減っているので損をしている!
投資対象が「値上がりし続けた時」
→最初に一括で買っていた方が投資資金は安く済んだ!
→(利益が出ていることにはなぜかふれない。バカ?)
みたいな記事がいくつかありました。
…これって、言ってしまえばFPの解釈が間違えているというよりは、やはり投資スタンスの違いなんですよね。結論が違えば中間式の立て方まで異なるというか、FPの個人的感想が乗るのが、いけ好かないと思うこの頃です。当然、話し手のメッセージ/熱量が資料に乗るのは当然と言えば当然なんですが、個人的にはその手の意見がのらないテキストがほしいだけなのにな…などと思ったりします。
以上。
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