私が社会人になったのは今から16年前だから2005年か。
ライブドアが非上場になる少し前に株式投資をはじめた。
日本株はそれからなおも低迷していったので、アベノミクスの株価上昇気運がはっきりするまで投資する気にはなれなかった…だから株式投資歴で言えばそんなに長くはない。
それはさておき、、
株式投資の歴史を見るとウォール街大暴落やらブラックマンデーなどがあるが、1番今株式投資に熱をあげる人が気にすべきはドットコムバブルではないだろうか。
と、ふと思う。
16年前に…職場の上司にあたる人が、ドットコムバブルで資産の半分を溶かしたそうで、その話をすると非常に暗い表情になったので察しました(ああ、これ聞いちゃいけなかった話だ)でもそこにこそ学びがあるんですけどね…「ドットコムバブルの崩壊を振り返る。S&PTOP5(GAFAM)の下げに警戒 | The Motley Fool Japan, K.K.」半導体の供給過剰が要因だけど、現代で言えば供給不足なんですよね…実体経済と株価が離れて高すぎると言われているとはいえ、市場がその需要を吸収する余地が(不動産とかは分かりませんが)ITに関しては余地がある気がします。ただドットコムバブルは、ITへの過剰な期待が裏切られたことに一因があります。
そういう意味では今とは随分違う気がする一方、ハイテクへの過剰な期待という共通項がある。杞憂と言えばそれまでの気もするのですが、今の株価が大幅に値崩れする可能性への警戒心を持っていないといけないでしょう。世界的な災害(自然災害&人災)かそれともちょっとした事件であるかもしれませんが、なにかの弾みでゲタが外れればすべて崩れるのが市場とりわけ株式市場における新興市場ではないでしょうか。
少し話を変えると…最近知ったFIREというのも成長する株を買って安定的に実現する方法論らしくて、S&P500やNASDAQまたはバリュー株などに投資して一財を築く手法とは無縁のようです。
やはりサラリーマン投資家なるもの、
1.株式投資で失敗しても実業で食えるようにしておくこと
2.投資資産が30%減でも耐えられるようにしておくこと
…というスタンスが大切なんじゃないかなーと思います。
コロナショックは大きな下げで「あらまー」って株価が下がる様を見ていて恐怖を感じるまもなく終わってしまいましたが…だから、コロナって体感的には大したこと無いばかりか(完全に逃げに徹した人をのぞいては)強気の投資家にとって(今のところ)ハッピーな出来事でしかありませんでした。
だから、コロナショックは株式投資においての恐怖や不満を全く味わえませんでした。むしろビットコインは上がったし高揚感を覚えたくらいです。
…株式投資で本当に恐ろしいのは急に下がった後に上がると信じていた期待が裏切られ、なおもジリジリと数年掛けて下がり続けることだとすれば真逆の躁状態…なんだか辺ですねえ。。。
米国株で資産1億やら2億を目指すというサラリーマン投資家(サラリーマンであれば問題がないかもしれません)にせよ…専業の投資家にせよ…「上手く行っている時ほど」警戒せよというスタンスでいたい。リスクが少ない儲からない投資対象に投資をして利益を出す機会を逃すことは、リスクコントロールした結果であると自信を持って言えるようになりたいものです。
てなわけで時々攻めつつも守りを固めていこうと思っているこの頃です。
国外でも国内でも…コロナ戦の勝ち負けがはっきりして、色んなニュースが飛び交うのではないでしょうか。
今の所まだ想定外の驚愕な事件は起きていない気がしますが…先のことは分かりません。
「まるでカジノのように人々がおかしなお金を使って遊んでいる市場 | トウシル 楽天証券の投資情報メディア」
>『The Worrisome 1999 Vibe To Markets(不穏な1999年の気配が漂う市場)』によると、「株式市場にとって、現在の状況と1999年当時の状況との類似性は顕著であり、憂慮すべきものだ」
私と同じようなことを考えている人はいるようで大変興味深い…30代はドットコムバブルの経験がないが、50代にはいろいろと考えてしまうところがあるという世代間の問題なのかもしれない…なんて思ったりもする。
ちなみに、テスラの株が下がっているのは指数的には悪い出来事だけど、未来を予想した適切な株価に近づいているという意味では良い出来事だと思う。しかし、そろそろ市場が冷めても良い頃なのに上がり続けているので楽観主義者の私でも(ああ、ヤバイ気がする)と思えてきたこの頃です。金融引締からのプチ暴落を経て投資しやすいタイミングが早く来て欲しいものです。
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