【投資のすすめ】「FP3級」追加型株式投資信託の普通分配金と特別分配金の区別をつけよう

徒然草2.0
投資信託の分配金には普通分配金と特別分配金がある。特別分配金とは元本を払い戻しているので運用の原資が減ってしまっている=投資信託は分配金だけを見て評価できない

(問い)追加型株式投資信託を基準価額1万4,000円で1万口購入した後、最初の決算時に1万口当たり300円の収益分配金が支払われ、分配落ち後の基準価額が1万3,800円となった場合、その収益分配金のうち、普通分配金は100円であり、元本払戻金(特別分配金)は200円である。(R3-1月)

この問題は、黄色いマーカー部分が歯抜けになっている問題ですが、直感的に回答したら見事に逆に回答してしまったので…注意が必要です。普通分配金は、1万4000円を運用して出た収益なので100円となる。一方、1口あたりの元本が削られて支払われているのが元本払戻金(特別分配金)です。元本払戻金とは運用する資金を削っているので…分配金だけを見て「儲かっているファンドだ!」と思ってはいけないということです。タコが自分の体を食べることに例えてタコ足配当「蛸配当 – Wikipedia」と言ったりするようです。
分配落ち…分配金を支払うことによって基準価額が落ちること。
分配落ち前の基準価額を指して個別資本と言うことがある。
分配落ち後の基準価額を指して分配金支払後基準価額と言うことがある。
徒然草2.0
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