1円玉の山でハイパーインフレ対策ができるのでは?などと最近ふと思うようになった。
…そう思う理由を、ざっと上げてみる。
※ただのど素人の妄想に過ぎないが…1円玉は、わりと安全資産なのではないか?と思っている。
1円玉の価値は約0.5円
1円玉は100%アルミニウムでできている。
アルミニウムの物質的な価値は現在のところ0.3~0.5円ぐらいで推移しているようだ。
軽く調べるとアルミ缶をプレスしたものを200円前後で買い取ってくれる業者を見つけた。
ホームレスの人がパンを買うためにアルミ缶を拾うのは交換するためだ。今は無いのかもしれないが、私が昔住んでいたところのイトーヨーカドーにはアルミ缶2つで1円に交換してくれる機械があった。空のアルミ缶は2つで1円以上の価値があるのだ。(直接、業者に持ち込んだほうがさらに手数料が差っ引かれて高く取引してもらえるだろうから、本来はもっと価値がある)
手数料なども考慮すれば、やはり1kgあたり3円超ぐらいになる。1円玉は、貨幣価値とは別に0.3円の物質的な価値があることになる。
アルミ不足によるアルミ価格の上昇も期待できるが、現金は少しずつインフレ化していき価値が下がるので、1円玉の価値が0.3円よりも将来的には高くなる可能性がある。
1円以外の硬貨は物質的価格が見合わない
1円以外の硬貨は、物質的な価値が見合わないので、ハイパーインフレのリスクヘッジにならない。
5円や10円やそれ以外の硬貨に含まれるニッケルや銅なども、アルミと同様に値上がりが予想される金属ではあるが貨幣価値と物質的価値が釣り合わない。
ハイパーインフレもしくはゆるやかなインフレで貨幣価値が落ちていくがアルミの本質的な価値が下がらず上がっていくのならば1円玉を大量に持つということで資産のリスクヘッジになるのかもしれない。
1円玉を大量に抱えてハイパーインフレになった未来
ちょっと都合がいいが、ハイパーインフレになった未来を想像してみよう。
ある日とつぜん銀行預金が封鎖されて自由にお金のやり取りができなくなった。
円というお金が廃止されて本(ぽん)ができて1000円が1本になるとのこと。
国民はATMというATMに群がっての大混乱!
みずほ銀行のATMが動かないってレベルじゃねーぞ!!
…そして、500円未満の貨幣は今後は取引きに用いることができなくなった。
なお現在のアルミ価格は1kgあたり10000円で1gあたり10円。
アルミ価格の値上がりもあったが、円という貨幣価値が20年で30分の1になったのだ。
僕は20年前からおつりの1円玉をこつこつと豚の貯金箱にいれ続けていた。
今ではドラム缶いっぱいの1円玉があり数えてみたら1円玉だけで50万枚もあった。
日本政府の財政混乱のさなか資産保全をしようとする国民も多く様々なコモディティの価格が沸騰。
アルミも1kgあたり30000円を超えるほどの価格になった。
1円玉が純正のアルミニウムだと気付いた人は1円玉をかき集めはじめた。
私は50万枚の1円玉を0.03本で売却した。
わかりやすく言えば、現在の30円の価値で取引することができたので、1500万円を手に入れることができた。
…めでたしめでたし。
まとめ
ま、さすがに1円玉を集めるのは場所もとるし管理がしんどいのでお勧めしません。
1円玉50万枚とか簡単に言っていますが…1000枚で1kgなので、1万枚で10kgですから50万枚で500kgです…まあ家に置いておくことはできなくもないですが、お相撲さん2人ぐらいの重さがあります。ボロい我が家だったら床が抜けるかも(汗)
そもそも、日本ではジンバブエのようなインフレからのデノミネーションなんて起こらないと思います。日本のみが債務超過に至るシーンでは、日本の国債は自国通貨建ての債権であって、外貨準備高もあり、貨幣の方がいきなり無価値にはならない(自分で言っていて自信はないが)。
…ではありますが、1円は実は貨幣の中では面白い存在なのかもしれません。
まさに「1円を笑うものは1円に泣く」という格言が、真骨頂を極める日なんて滑稽な話ではありますが。そんな妄想をしてみると面白くないですか?
面白くないですか。
それは、さーせん。
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