駄菓子屋さんで1つ300円のお菓子を買いました。
駄菓子屋さんは1つ220円で仕入れてきたので70円の利益を出しました。
お菓子工場では原価30円の材料から120円の経費を使って駄菓子を作っています。
さて、300円でお菓子を買った私は、損をしているのでしょうか。
そんなことを考えてみると、私はどうも損をした気分になります。
世の中の商品やサービスの購入代金には、利益幅が必ず含まれているものです。
そういう意味で購入者は必ず損をするようになっていると言えなくもない。
ちなみに、コカ・コーラ1本の原価は5円以下だそうです。
ペットボトルや運搬費を入れても釣り合う気がしません。
やはり、私達は損をしているのでしょうか。
…しかし、私達はコカ・コーラを作れません。
炭酸水にカラメルを溶かして茶色くして砂糖を入れれてかき混ぜてみてもコカ・コーラにならないでしょう。なにか製法に秘密がある。試していませんが、コカ・コーラらしき甘い茶色い炭酸水ができるだけ。ということは、コカ・コーラをいう唯一無二の飲み物を買うために私達はお金を支払っています。
お金を支払って商品やサービスを買うということは、
自分には手に入れられないものを提供してもらえたり(仮に自分が手をかけて作れたり用意できるものであっても、)時間を節約したり、労力をかけないことだったり、経験を手に入れることでだったり、するのであれば…支払う方にとって得をしていると言えそうです。
商品やサービスで得をしているか損をしているかは、その人の立場や考え方次第と言えそうです。
お金を支払っているから損とか、お金を貰っているから得とか、それは主観によるもので、相手がどう心理的な効用を得ているかも含めて考えないと正しく購買行動や消費行動の現象を捉えられないようですね。
…と確認するための話でした。特にオチはありません(汗)
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