ヤントラとマンダラの違い。ヤントラってマントラと響きが似ているけど何が違うんだろう?「【戯言】ヤントラからの…神聖幾何学模様に興味を持つに至る | ごみぶろぐ」みたいなことを気になって追っていったメモです。
ヤントラはヒンドゥー教の瞑想のツール/道具/よりしろであって、そこに神を落とすものであり、リアルな描写では描かないそうです。
地や石などに刺さっと書いて使うようなイメージで使われるのがヤントラ。
一方、マンダラは仏教(&密教)で同じ用に使われるが、緻密に仏などの絵が書かれている…という意味で似て大きく異なるそうです。
ヤントラは抽象画(というか図形)、マントラは具象画と言い表してもいいかもしれない。
ヤンというのは、サンスクリット語で道具といった意味があるとネットの情報で見かけました。
マンダラについて特に意味はないらしいが、形容詞で「まるい」という意味があることから「まるいもの」のことらしい。
そういう意味では、まあるければある意味それをマンダラと言っていいのかもしれない。
日本国の国旗である日の丸も言ってしまえばマンダラかもしれないが、太陽神-天照大御神の抽象画と例えて依代と成すのであればヤントラと言えるのかもしれない。
※ちなみに神奈川県のマークは◯◯こにしか見えないので日の丸と並んで配置されていると、男性性と女性性の抽象画なのではないか?などと思っていたが。
仏教からヒンドゥー教に影響を与えて生まれたものだと言う人がいるが、双方に影響を与えあっているのではないだろうか。
シュリ・ヤントラの中央にある三角形は男性器を表すと言っている人を見かけた。ひとつひとつの三角形に女神が宿ると説明する人もいる。
シャクティ(女性性のエネルギー)を得るという意味では、それらの女神との合一を目指すのだといいます。
いずれにせよ性エネルギーを取り込むなり醸成する道具なのでしょう。欠けているものを満たすという感じでしょうか。
怒りを鎮めるためのヤントラだと思っていたけど怒りとはエネルギーの欠如だとすれば理に適っている気がします。
ただ…シュリ・ヤントラを最強のヤントラと説明している人がいて、様々な歴史的解釈の意味を端折って言えばそうなのかもしれませんし、スピリチュアルグッズになる時にその辺の宗教性を排除することが是となるのかもしれませんが、女性性エネルギーを瞑想によって取り込む依代であるというのが本来的な意味であることを失しては、限りなく無意味になると個人的には思います。
…というようなことを調べていて思いました。
また還元すればシャクティは創造性のエネルギーで、
ブラフマーのシャクティがサラスヴァティーを創造する。
ヴィシュヌのシャクティがラクシュミーを創造する。
シヴァのシャクティがパールヴァティーを創造する。
…のだそうです。シュリ・ヤントラの背景にはタントリズムの色々なエッセンスが含まれていると想像も大きくまた違うかたちで膨らむ気がしますね。
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