そういえば私は麻雀漫画というものを体系的に知らない。別に体系的に知る必要もないが知りたいと言えば知りたい。これだけは読んどけ!みたいな漫画があるなら読んでおきたいかなていどの気持ちはある。
文学や無頼というキーワードから阿佐田哲也の『哲也』という漫画が思い浮かぶが、書籍の麻雀放浪記はともかく漫画としては読んだことがない。福本伸行のカイジから『アカギ』に興味を持ち『天和通りの快男児』を読み、今は『むこうぶち』を少し読み、西原理恵子の『鳥頭紀行』というPS1のゲームをよくやっていたのでそれ関連で知っている程度。他にもタイトルが思い浮かばないが面白いと感じた漫画が合ったはずだが不思議なことに覚えている漫画漫画がない!ああいう主人公いたよね!でも名前がでてこない!wみたいなのがいくつかある。
黒澤だっけ?黒川だっけ?黒なんとかっていうカッコいいキャラが出てくる漫画があったような…と思ってChat-GPTに黒沢だか黒川ていう麻雀で有名な人は?と聞いたら「黒川弘務・元東京高検検事です」と教えてもらった。新聞記者と賭け麻雀してた人か。あ、そういえば官僚じゃなくて政治家だけど、聖域なき構造改革ならぬ『ムダヅモ無き改革』なんていうのもあったね。内容ぜんぜん覚えてないけど。結局のところ自分が言いたかった作品は『天牌』だった。
…というわけで代表的な麻雀漫画って何?が、知りたくなって『麻雀漫画50年史』を手に取った。
著者自身もこんな本を書く変わった人物もいるもんだと読者に思ってもらいたいらしい。最近はオンライン麻雀の界隈が洗練されてきておうちゲームとしての市民権は高まっている感じもするので興味深い本だ。きっと自分よりだいぶ年上の人だろうと思ったら著者は1982年で少し上だった。昭和の麻雀漫画の歴史を遡りたいのが、私の世代の人なのかもしれない。
そんなわけでくだらないものからおもしろそうなものまで色々合ったけどとりあえず『嘆きの竜』『スーパーヅガン』が面白そうなので今度機会があれば読んでみようと思う。麻雀漫画を語りたい人必見の書籍だった。
コメント