朝日を消せ!を読んで、いろいろと考えてみた。

私は自分で左翼だと思うようにしているが、たまに右翼メディアを見ている。

  1. 左翼メディアが見るに絶えず右翼メディアを見ている
  2. 菅野完と日本会議の研究に興味を持つ
  3. 日本会議とは何なのか
  4. 朝日新聞や毎日新聞のパヨクメディアの下品なSEO対策

左翼メディアが見るに絶えず右翼メディアを見ている

虎ノ門ニュースとかチャンネル桜とかはとても面白い。

ポッドキャストで知識ある人が分かりやすく今日のニュースを語ってくれるものも好きなんだけど、なんだかきれいごとが多い気がするのでそういう無駄を省きたい。愛国者による自国のニュースメディアのほうが、不愉快が少なく見られるということが分かった。

あと、毎回同じ人の考えを聞くのは辛いので、虎ノ門ニュースみたいに毎日ゲストが変わるシステムなのがよい…心のどっかで、左翼メディアを嫌悪しているということの現れなのかもしれない。ちなみにこういうトークショーのコメンテーターは3人ぐらいがベストだと思う。

ポッドキャストだと2人が多いけど、一人の識者と聞き手がいるだけ。これだと基本的に一人が好き勝手言うだけで内容が偏るので、3人いると三つ巴になり内容に張りが出る。一人の人が黙っているわけにはいかないので、ちょうどいいリバランス効果が働く。逆に4人以上になると朝まで生テレビのように、いくら司会が纏めてもそれぞれが言いたいことを言いたいだけになってしまい、まとまらなくなる。やはり3人が一番ベストな人数だと思う。虎ノ門ニュースはその点3人の時が多いのが良い。

菅野完と日本会議の研究に興味を持つ

いつだったか、ツイッターで悪態をついてバンされている菅野完という人に興味を持った。なんでも「日本会議の研究」という本を書いた文筆家らしい。正体がよくわからないし背後にある黒い噂を知って離れていく人も多いようだが、籠池泰典氏とインタビューして報道陣の前に出てきた落ち着いた姿は、単純にカッコよく私の目には見えた。鉄の心臓を持っている男だと思ったが、支援者の女性宅へ「公安に命を狙われている」と言ってあがり込み準強姦事件を起こしているし、アメリカでもその手の事件を起こしていて、そのへんの是非はともかく、なかなか現代にいないタイプの人で端的に興味深い。そんな菅野完の代表作が「日本会議の研究」。日本会議というものを眉唾で見るきっかけをくれた。

日本会議とは何なのか

ところで日本会議とは何なのか?日本についてよく考えよう!というネーミングなんだと思うけど。神社本庁や新興宗教の生長の家などが運営に関わっており、また安倍晋三や現在の自民閣僚初め多くの国会議員や地方議員が日本会議に所属しているが、その組織の内実は複雑怪奇。おそらく今後は多様化を認める社会の中で、右傾化する日本人というのが増えてくるのだろうが、その中でおそらく影響力を持ち続ける組織になっているのだろう。いいや、たぶん組織が先ではないだろう…日本人の精神性のありかが、彼等が大好きな吉田松陰の「草莽崛起」によって集立する共同幻想が立ち現れた結果なのだと思う。日本会議の正体に真の日本人は一定の距離を持っていたほうがよいと思う。草莽崛起という言葉も吉田松陰も私は嫌いじゃないが(左翼にも右翼にも吉田松陰のパッションが好きな人は実際に多い)でも組織というのは群れて大きくなるとどこかおかしなところが出てくるものだ。

…で、私の考える前提条件を時系列でざっくり書いておかないといけないと思ったので書いてから「朝日を消せ」という本を読んだことについてふれたい。

朝日新聞や毎日新聞のパヨクメディアの下品なSEO対策

最近のことだが、朝日新聞は従軍慰安婦問題について吉田証言の裏付けをしっかりとらずに報道してきたことに謝罪する記事を英語で掲載したがGoogle検索を回避するメタタグを埋め込んでいた。毎日新聞の海外メディアMDNに至っては、「Defense Ministry turns to ‘Lolita’ manga character to reveal inner self”」という防衛省がロリコンネタを扱うという記事を書いたりして批判を浴びていたが、MDNのトップタグには「hentai」「japanese girls」「geisha」といった日本のポルノを表す言葉も書かれていたという。下品な下町メディアですらない大手がこのような安っぽいSEO(サーチエンジン・オプティマイズ)に走るのは驚きである。日本を貶めたい大手メディアの下衆な行為を目にすれば日本人なるものの地位向上に努めたいと思うのは自然な発露ともゆうべき欲求だろう。

そういう支援の気持ちが日本会議へ至るのはよくわかる。だが、単純なカウンターに走る前に、日本会議なるものの正体について情報収集をしておきたい。「朝日を消せ」を読んで知ったことを抜粋する。

○英語教師の渡部昇一が言論の世界へ入ったのは福田恆存に勧められて「諸君!」へ記事を書いたのは始まり。
○東京裁判さえ反対尋問が行われたのに、ロッキード事件は反対尋問が行われずに捌いた(司法の腐敗?)
※日本は売春を公的に斡旋していたので、比較的に立派だという対話がある。他国と比べれば良いという謙虚な言い方をしているところがおもしろい。
○マッカーサーは(リビジョニスト)歴史修正主義者。「ルーズベルトの責任」。「日本は主として自衛のため、主として石油ために戦争を行った」
○蒋介石は南京大虐殺について一言も触れていない。
○南京大虐殺は何の検証もせずに本多勝一がのせた。
○クマラスワミ/マクドゥーガル報告書/木村伊量/国際社会に従軍慰安婦が定着
○ジフェルアラシン/イペリット/毒ガス作戦/茨城県神柄市

そのへんの話が色々な人から出てきた後に、「朝日新聞を糺す国民会議」結成国民大集会のスピーチがいろいろな識者から行われる。LGBT問題で叩かれている杉田水脈、それを新潮45で擁護する小川榮太郎。全然関係ないけど妻に噛みついた石橋貴明…じゃなくて三橋貴明とか。私も知っている人がちらほら出てきて、最後に朝日新聞への訴状を載せた…朝日新聞の糾弾と弱体化のための本であった。この本を読まずにこちらを見ておけばOKだということが分かった↓

日本会議を糺す国民会議の結成大集会はニコ生で中継していたということを初めて知った。文字起こしをしているなら全文どっかのWEBサイトにのせておいてほしい。

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